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フィルムコンパクトカメラ「PENTAX 17」 初心者でも安心してフィルムをセットできる

  • 2024.7.10
デジタル全盛の時代に敢えて投入、操作性も楽しめるフィルムカメラ
デジタル全盛の時代に敢えて投入、操作性も楽しめるフィルムカメラ(J-CASTトレンド)

リコーイメージングは、フィルムコンパクトカメラ「PENTAX 17」を2024年7月12日に発売する。近年、フィルムカメラに初めて触れ、デジタルとは異なる独特の風合いを楽しむ若年層を中心にフィルムカメラの人気が高まっており、「PENTAX」ブランドで開発検討を担当する同社の「フィルムカメラプロジェクト」企画から誕生した。

ユーザーが操作し、撮影者の個性や創造性が発揮できるモデル

「PENTAX」ブランドが培ってきたフィルムカメラ開発のノウハウを生かし、ベテランと若い世代の技術者が一丸となって技術を継承しながら、全自動ではなくユーザーが操作する余地を敢えて残すことで、撮影者の個性や創造性を発揮できるモデルとして開発したという。

35ミリ判フィルム1コマの約半分を使用するハーフサイズフォーマットを採用。フィルムを横方向に送る仕様のため、そのまま構えると縦位置になり、スマートフォンと同様の感覚で撮影可能だ。

フィルムを1コマずつ巻き上げてシャッターを切る操作を楽しめるよう、手動の巻き上げレバーを装備。フィルムの装てんはイージーローディング方式で、初心者でも安心してフィルムをセットできる。

そのほかクランクによるフィルムの巻き戻しや、ダイヤル操作での露出補正、ISO感度設定などの機構を盛り込んでいる。

新開発の焦点距離25ミリの単焦点レンズを搭載。ピント合わせは手動選択のゾーンフォーカス式を採用し、被写体をリアルタイムで確認可能な光学ファインダーも備える。

カメラ任せの「AUTO」、夕暮れ時などに適する「低速シャッター」、夜景や花火など向けの「バルブ」など、7つの撮影モードも実装している。

価格は11万7700円(税込)。

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