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【ラブコメから魔性の女まで】ムン・ガヨンは変身願望を叶えてくれる女優?

  • 2024.7.9

20代後半の韓国女優の中で、ムン・ガヨンは独特な立ち位置を持っている。本業は女優だが、彼女が見せてくれる世界観はとても広い。

世界的によく知られるファッションブランドであるドルチェ&ガッバーナのグローバルアンバサダーとして際立った存在感を見せているし、今年3月に散文集『PATA』を出版して注目を集めている。

1996年7月10日生まれの彼女の芸歴は長い。2006年の映画『師匠の恩恵』(原題)で子役としてデビューしたあと、ドラマ『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中!~』『その男の記憶法』などに出演し、演技力に磨きをかけた。そして2020年、人気ウェブ漫画の実写ドラマ『女神降臨』でヒロインを務めて一気にスターに上り詰めた。

そうした人気を背景に主演したのが、韓国JTBCで放送された『愛と、利と』だった。このドラマの中でユ・ヨンソクが演じる係長のハ・サンスは、KCU銀行のソウル市内の支店に勤めている。彼が好意を寄せているのが窓口係のアン・スヨンで、ムン・ガヨンが扮している。

2人はデートする間柄になったが、職場のトラブルで約束をすっぽかしたハ・サンスは、アン・スヨンから敬遠されてしまった。彼女にはそういう冷めた感性があった。

ムン・ガヨン
7月10日で28歳になるムン・ガヨン(写真提供=OSEN)
「魔性の女」の雰囲気

やがてアン・スヨンは、支店で守衛をしているチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)と付き合い始める。彼は警察官試験で合格することを目指しながら銀行で働いており、2人は同棲生活を始める。

ハ・サンスのほうは、同じ支店に赴任してきたパク・ミギョン(クム・セロク)との関係を深めていく。彼女は大学の後輩で2人は旧知の間柄だった。やがて2人は正式に付き合うようになったが、ハ・サンスはどうしてもアン・スヨンが忘れられない。なぜなら、彼女の魅力はとびぬけているからだ。

本当に、アン・スヨンに扮したムン・ガヨンは「魔性の女」の雰囲気を濃厚に出していた。彼女は、『愛と、利と』を通して女優として新たな表現力を存分に見せてくれた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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