1. トップ
  2. レシピ
  3. 自販機で名古屋の「味仙」を知った都民、美味さに衝撃を受け実店舗にたどり着く

自販機で名古屋の「味仙」を知った都民、美味さに衝撃を受け実店舗にたどり着く

  • 2024.7.9

Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

目を惹く黄色の自販機 出典:Togetterオリジナル

道を歩いていたら、見慣れない自販機を見つけた。「味仙」という名古屋の台湾料理店のもので、冷凍の台湾ラーメンとニンニクチャーハンのセットが2000円で売られていた。

「味仙?聞いたことない店だな。しかも冷食で2000円とは…なかなか攻めた価格だ」

と思った。最近都内でもラーメンなど冷食系の自販機が増えているが、個人的には、初見だとまず購入する選択肢に入らない。わざわざ自販機で冒険せずとも、お店で食べる選択肢が他に沢山あるからだ。

しかし、味仙の自販機で買ってみたところ、この考えが覆されるくらい美味しかった。本記事は、この冷食から「味仙」を知ってその味の虜になり、店までたどり着いた男の話である。

大量の唐辛子が入っている見た目に怯むが…

味仙の冷食は、レンチンと湯煎だけで簡単に作ることができた。事前に解凍などする必要もなく、大変お手軽である。

鮮やかな唐辛子の赤 出典:Togetterオリジナル

私は「台湾ラーメン」なる料理自体を食べたことがなかったので、そのビジュアルに驚いた。赤いスープに、具は刻んだ唐辛子がたっぷり入った肉みそのようなものが載っている。特に唐辛子は、これまで食べてきた麺類の中でも見たことがないほどたくさん入っていて、見るからに辛そうだ。

「こんな量の唐辛子をすすって大丈夫なのか…?」

と不安になりながら一口食べると、案の定最初の一口で唐辛子の辛味成分が喉に直撃してむせかけた。しかし…

ゴクリ 出典:Togetterオリジナル

メチャクチャ美味しいな!!!!

見た目で身構えていたほど、辛みは強くなかった。いや、辛いは辛いのだが、爽やかで心地よい辛さだ。

スープはやや酸味を感じる味わいで、ベースが何なのかもよくわからないが、箸が止まらない美味しさ。

続いてニンニクチャーハン。ニンニクがガツンと効いた濃いめの味付けで、これがまたびっくりするほど美味しい。レンチンした段階で部屋中がニンニクの香りに包まれるわけだ。チャーシューもゴロゴロ入っている。

冷食でこのクオリティのチャーハンを… 出典:Togetterオリジナル

チャーハンの味が強めなので、旨辛な台湾ラーメンの味に押し負けることなく、非常にバランスがいい。交互に食べるとますます止まらない。なんだなんだ味仙、うますぎる。

実店舗に突撃

そこから気になって味仙について色々調べると、名古屋では知らぬものがいないほどの有名店だと知った。トゥギャッター社にも何人か有識者がいて「えっ、味仙知らなかったんですか?『名古屋めし台湾ラーメンアメリカン』ってカップ麺見たことありません?」と言われた。

あーっ、あのXでよく回って来るコラ画像みたいな情報過多カップ麺!!!あれが味仙だったんだ!!!

脳内に保存されていた画像と情報が一致したところで、猛烈に実店舗に行きたくなった。冷食であのクオリティだから、本物はさぞ美味しかろう。

ということで、味仙の東京神田西口店にやってきた。狙いはもちろん台湾ラーメンとニンニクチャーハンである。

来ちゃった 出典:Togetterオリジナル

ランチタイムで、台湾ラーメンとチャーハンセットがあった。こちらにプラス100円でチャーハンをニンニクチャーハンに変更できるという。これだ!

美味しそううううう 出典:Togetterオリジナル

ついに実物(?)と対面。これが噂の!!

お店の台湾ラーメンは肉みそのほかにニラやネギなどの薬味もたっぷり入っていて、よりスペシャルな感じがする。

ちなみに味仙の台湾ラーメンには、通常の辛さから、「アメリカン」「アフリカン」「エイリアン」など謎の名称がついたグレードが複数あった。こちらも違いが気になるところだが、今回は通常の辛さで注文した。

いざ実食。

野菜たっぷり 出典:Togetterオリジナル

あぁ、しみじみ美味い。

やや縮れた麺に、鋭い辛さの肉みそと薬味がバランスよく絡んでいる。特に薬味がシャキシャキしていて最高だ。お店版のほうがよりスペシャルで美味しいのはもちろんだが、この味から逆算すると、改めて冷食のほうもかなり再現度が高かったことがわかる。

真ん中の白い塊がニンニク。 出典:Togetterオリジナル

ニンニクチャーハンも、その名の通り大きめに刻んだニンニクがゴロゴロと入っていてうまい。ニンニクの香りが食欲を刺激し、ずっと食べていたい味だ。チャーハンはランチ用のセットと言うことで、食べやすいサイズだったが、正直通常サイズで頼んでも良かったなと思った。

また、味仙のお店には他にも台湾料理の一品メニューが豊富にある。今回、味仙ファンの弊社スタッフにも同行してもらったのだが、「青菜炒めがめっちゃ美味しいですよ」と勧められたので、こちらも注文した。

青菜炒めも衝撃 出典:Togetterオリジナル

この青菜炒めがまたニンニクをたっぷりきかせていてメチャクチャ美味しく、単体でも十分戦える存在感があった。青菜炒めも自販機で売って欲しい。後で調べると、この青菜炒めも味仙名物らしく、味仙監修のお家で作れる「青菜炒めの素」も市販されているようだ。今度買ってみよう。

満足感たっぷりで平らげて帰宅し、今記事を書いているこの間にも、もう「味仙食べたい」となっている。「味仙?知らない店だな」なんて言っていたあの頃(すみませんでした)にはもう戻れない。通おう。

文:ふ凡社 編集:Togetterオリジナル編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる