ベルギーのエリザベート王女、オックスフォード大学を卒業。ハーバード大学院進学へ

ベルギーのエリザベート王女がオックスフォード大学を卒業した。「王女はオックスフォードでの勉学をとても楽しみ、リンカーン・カレッジですばらしい時間を過ごしました」とオックスフォード・メール紙で発表。また王室の広報担当者は、王女が同学で過ごした3年の間にイギリスに恋に落ちたと述べている。この後はイギリスを離れ、8月末にはボストンのハーバード大学院に進学する。

フィリップ国王とマティルド王妃の長女、エリザベート王女は現在22歳。王位継承順位第1位の彼女が、ベルギー初の女性君主となる予定だ。王族が数多く通うことでも知られるウェールズの名門UWCアトランティック・カレッジを卒業後、2021年秋にオックスフォード大学リンカーン・カレッジに進学し、歴史と政治の学位を取得した。

ベルギー王室は今年初め、エリザベート王女がハーバード大学の入学試験に合格し、この夏から同学のケネディスクールにて公共政策の修士課程に進むと発表。また、アメリカ国務省の教育における国際交流プログラムであるフルブライト・プログラムから名誉賞に選ばれたことも明らかにした。今年3月には、父フィリップ国王とともにアメリカのオバマ元大統領と面会するなど、公務に携わる機会が増えているが、王室はハーバード大学で2年間学んだ後、王女の大学教育を完了するとしている。

Text: Tae Terai