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見て、嗅いで! シンガポールの、五感を刺激する「体感型」遊歩道〈SENTOSA SENSORYSCAPE〉

  • 2024.7.9
SENTOSA SENSORYSCAPE

3つのポイント

1.全長350mにわたる無料の公共スペース。
2.最新技術に基づく無料の没入型アトラクション。
3.五感に働きかける6つの庭園から構成される。

見て、嗅いで!リゾート島・セントーサの「体感型」遊歩道

SENTOSA SENSORYSCAPE

独立以来、政府主導で都市開発を進めるシンガポール。2019年には南部のリゾート島・セントーサ島とブラニ島を中心とした開発計画「セントーサ・ブラニ・マスタープラン」を発表。そして今年3月、第1段階が完成した。セントーサ島を縦断する全長350mの遊歩道〈Sentosa Sensoryscape〉だ。

セントーサ開発公社がリード役となり、各国メンバーで編成される〈Serie + Multiply〉が建築を、日本のデジタルテクノロジー企業〈1‒10〉が光のアートを担当。

3社協業で生まれたランドマークの見どころは、五感を刺激する“庭園”だ。同島の植生を含む植物の香りを満たした〈Scented Sphere〉や穏やかな音色が流れる〈Symphony Streams〉など6つの庭園が嗅覚や聴覚にも働きかける。

〈Scented Sphere〉
芳香を放つ植物の植木鉢を籠状に編み込んだ〈Scented Sphere〉。「花瓶が自然の宝物である植物を包み込む様子にインスパイアされたデザイン」と〈Serie + Multiply〉のクリス・リー氏。
〈Symphony Streams〉
日が暮れると水の生物が映し出される〈Symphony Streams〉エリア。
〈Lookout Loop〉
〈Lookout Loop〉ゾーンにはビームが放射状に投影される。
〈Glow Garden〉
〈Glow Garden〉は花の茎が着想源。

夜には各庭園にデジタルライトアートが展開され、専用アプリ「ImagiNite」を使ったAR体験も可能。「シンガポールの人は最先端技術を導入した環境で暮らす一方、自然を渇望しているように感じます。現代の夜、“光”を灯して自然と対峙する時、原始から変わらぬ感覚が呼び覚まされるのでは?と思い至り、第六感を呼び起こすような、フィジカルとデジタルが同時体験できる作品を考案しました」と〈1‒10〉の三木慶悟氏。

公共施設であり、無料。その気軽さも手伝い早くも賑わいを見せる。遊興施設に観光客が集うセントーサ島だが、散歩スポットとしてローカル間でも火がつきそうだ。

Information

SENTOSA SENSORYSCAPEのロゴ

SENTOSA SENSORYSCAPE(セントーサ・センソリースケープ)

住所:3 Siloso Road, Singapore
営:24時間営業(ImagiNite experienceは19時50分~21時40分)
休:無し
HP:sensoryscape.sentosa.com.sg(アプリは公式サイトに)

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