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「あのねぇ、お母さん。もっと…」低出生体重児の息子の健診→医師の発言に思わず絶句!涙が出そうに…

  • 2024.7.9

息子は約2,300gの低出生体重児です。生まれてから最初の1週間は、1回の育児用ミルク量を1日10mlずつ増やしていくものの、息子はなかなか飲みきれずにいました。退院後も助産師さんに指示された量を目安にあげていましたが、飲める量が増えません。そして2週間健診の日を迎えたのですが……。

低出生体重で生まれた息子

息子は在胎37週3日で生まれ、出生体重は2,500g未満。そのため、生まれて数日はNICU(新生児集中治療室)にいました。私は退院までの間に少しでも息子の体重を増やそうと、育児用ミルクをあげていたものの、完飲ができずにいました。

そこで助産師さんに相談した結果、3時間目安の授乳間隔を2.5時間にし、1日あたりの量が増えるよう調整することに。

退院後も根気強く授乳し続けた

1週間後、親子ともに退院し、自宅へ戻ってからも授乳の間隔は短めに設定。残してしまうこともありましたが、息子のペースに任せて、時間をかけてでも準備した育児用ミルクを飲みきるまで根気強く飲ませていました。

そして、2週間健診の日。私は自宅での過ごし方について質問されたら答えられるように授乳量、時間、お通じの状況などを記録しているノートを準備し、待合室にいました。

担当医からまさかの発言が…!

順番がきて、息子の身長や体重を測定すると、退院時と比較しても増えていました。低体重出生児の息子なので、私は内心「よかった、ちゃんと増えてる」とひとまず安堵。不安に押し潰されそうだった1週間が救われた気がしたのです。

しかし医師は、「成長曲線より下を推移しているから、もっと飲ませないと」とひと言……。

その場では頷いて受け入れましたが、「頑張ってきたつもりだったのに、まだ足りないのか……」と思ってしまい、涙が出そうになりました。

医師のひと言で、退院後の1週間を否定されたように感じてしまった私。すると私の様子を気にかけてくれた助産師さんが「ちゃんと増えているから大丈夫」とフォローしてくれ、さらに里帰りをしている実家に戻って母に話すと、助産師さんと同じように励ましてくれたのです。おかげで、「成長曲線の下を推移している」という医師の言葉は気にしすぎないようにしようと思えました。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラスト/ななぎ


著者:たなか かな


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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