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「とにかく冷やそう!」油断しがちだけど実は危険!?子どもとの「夏のお散歩」やりがちNGとは?

  • 2024.7.8

助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、乳幼児の夏のお散歩について教えてくれました。暑い日は熱中症なども心配でなかなお散歩に出かけられない……とお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

赤ちゃんの生活リズムをつけるために、お散歩を習慣にしている場合があるかと思います。しかし、夏の暑い日は外出を避けて1日中お家で過ごすこともあり、赤ちゃんによってはお昼寝や夜の睡眠などに影響し、生活リズムがつきにくいことがあります。

今回は、暑い日のお散歩についてお話しします。

夏の赤ちゃんは睡眠バランスが崩れがち……日課のお散歩に行けないことも

夏の時期は、赤ちゃんが朝5時前後の早朝に起きてしまい、そこから寝てくれなくて困っているという相談を訪問先のママから受けることがあります。また、夏は睡眠のバランスが崩れがちで、午前寝や午後のお昼寝の時間がズレてしまい、夕方に眠くなってしまうことで、夜なかなか赤ちゃんが眠ってくれない……とお悩みのママも。

昼寝の時間がズレてしまうことで、離乳食期では食事のタイミングがうまくとれなくなってしまったり、日課となっているお散歩に行けなかった……ということもあることでしょう。

お散歩は睡眠など生活リズムを整えるために大切ですが、暑い夏場はその日の気温や赤ちゃんのお昼寝時間、体調などと相談しながら、お散歩に出かけるのか、家で過ごす日にするのかなどを決めることも大切ですよ。

買い物がてらお散歩をする場合も、お昼の時間は避けて!

夏の暑い日は、外出を避けたほうがよいほど暑くなってしまうことがあります。そのため、朝6時ごろや夕方5〜6時ごろなど比較的気温が落ち着く時間帯がオススメです。1回の散歩時間は5〜10分程度の短時間にするのもよいでしょう。

どこか外へ行かなくても、ベランダなどに出る、玄関先、マンションなどでは廊下や敷地内を歩くだけでも赤ちゃんの刺激になり、寝つきが良くなることがあります。

また、散歩がてらにスーパーや買い物に行くのも良いかと思います。ただし、お店が近い場合や車移動の場合でも、お昼前後の気温の高い時間を避けるようにしましょう。

保冷剤での冷やし過ぎには要注意!

お散歩に出かけるときには、直接日差しがあたらないようにベビーカーの日差し避けを使ったり、抱っこひもの場合はケープやママの日傘などを使いましょう。

抱っこひもの場合は、保冷剤などを背中に当てたりするとよいかと思います。ベビーカーも地面から近いため地面からの熱によって暑くなりがちです。背中や頭に保冷剤などを当てて冷やしてみましょう。

保冷剤は熱中症予防にもなり、冷たくて気持ちのよいものですが、温度が低いので凍傷になる危険もあります。冷え過ぎないようにタオルで包むなどして調整し、ときどき赤ちゃんの肌を触って冷え過ぎていないかを確認するようにしましょう。

抱っこひも専用の保冷シートを活用したり、冷やしても固まらないジェルタイプのものを使用すると、保冷剤部分も柔らかく赤ちゃんも嫌がらないのでオススメです。

夕方は蚊が多くなることもあるので、赤ちゃんにも使用可能なタイプの虫除けスプレーやジェルなどを活用したり、ベビーカーにかぶせる蚊除けネットや、吊り下げ用の虫よけなどを活用して虫よけ対策もしておきましょう。

まとめ

お散歩など屋外に出ることは、赤ちゃんの良い刺激になるだけでなく、ママのリフレッシュにもなります。夏の暑い日も無理のない範囲で、生活の中に取り入れられると良いですね。


監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀

2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。

ベビーカレンダー編集部

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