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面談に行ったのに「何の用?」不登校児サポート施設に、不信感がつのる|友だちがほしい

  • 2024.7.7

このお話は、著者・かあさん(@kaaa_san55)さんの娘・ポム子ちゃんの「友だちがほしい」という言葉がきっかけで、親子で奮闘した様子が描かれています。新たな交友関係を求めてサポート教室を訪れました。教室に慣れるまでは、「付き添いをしたい」と申し出ましたが、あまりいい顔はされませんでした。それでも、通いたい気持ちがあるポム子ちゃんを優先し、入級の手続きを進めようとしますが…。『友だちがほしい』第8話をごらんください。

面談のために訪れたのに「何の用?」と、言われてしまうなんて…。あまりにも配慮のない言葉に、歓迎されていないと感じ悲しくなってしまいそうです。

気を取り直して、面談にのぞみますが、やはり付き添いがネックな様子。改めて、室長から問われたポム子ちゃんは、緊張した表情を浮かべているように見えます。

「自分から手を伸ばす」子どもの成長物語

本作では、集団の中や同世代の子と関わろうとすると心も体も緊張し、硬直してしまうポム子ちゃんの成長ストーリーが描かれています。ある日突然、「友だちがほしい」と言い出したことがきっかけで、ポム子ちゃん親子は手探りで交友関係を広げようと動き出しました。

ところが、友だちを作ることは、ポム子ちゃんにとってはハードルが高いこと。想像以上に難航しますが「友だちがほしい」という気持ちを大切にしながら、一歩ずつ行動し、自分から声をかけられるほどに成長します。

子どもが小さな一歩を踏み出すのをちゅうちょする姿は、親としてもどかしく感じることがあるかもしれません。ですが、著者・かあさんさんは、決して子どもを急かしません。子どものペースを大切にする かあさんさんの姿勢が印象的です。

ときには親の助けを借りず、子ども自身が目標に向けて手を伸ばす瞬間があるものです。ポム子ちゃんの小さな一歩が大きな勇気となり、未来の自信へとつながる様子が描かれる本作。作中では何度も、ポム子ちゃんに温かいエールを送りたくなるでしょう。また、かあさんさんからの視点を通して、親の「見守る勇気」について考えさせられます。自分たちのペースで成長していく親子の姿に、胸がジーンと熱くなるお話です。

著者:ももこ

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