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【松本潤】「実は飲み会要員だったんです(笑)」NODA・MAP、カンパニーの中でのコミュニケーション力の高さに注目!

  • 2024.7.7

松本潤さんは、昨年は大河ドラマの主演を務め、今年は稽古期間も含めると数ヵ月にわたる舞台の主演を務めるという振り幅の広さや、常に何かに挑み続ける姿はさすが芸能界においてトップを走り続けてきた方、という印象です。そんな松本さんにインタビューを敢行! 舞台にかける意気込みや劇作家・演出家である野田秀樹さんとの関係などもお伺いしました。松本さんの意外な一面が見られるかも!?

稽古期間と約4ヵ月におよぶ本番を乗り切るための徹底したルーティンづくりをスタート!

稽古期間と約4ヶ月におよぶ本番を乗り切るための徹底したルーティンづくりをスタート!

──舞台『正三角関係』を経験することで、ご自身の“糧”になりそうなことはなんだと思われますか?

「共演者のみなさんは芸達者な方々ばかりですし、もちろん僕よりも圧倒的にご経験が豊富なので、たくさん勉強させていただきたいです。足を引っ張らないように頑張ります(笑)」

──NODA・MAPの舞台はとても身体的な表現が多いと思うのですが、舞台に限らず、さまざまな現場に入るときに松本さんがご自身で“用意していくもの”はありますか? 精神的な面でも、肉体的なものでも、物理的なものでも、幅広いイメージで教えてください。

「今回、『正三角関係』のワークショップを何度かやっていて気がついたのですが、昨年は大河ドラマで家康公をやらせていただいていたので、特に晩年の家康公を演じるために声の使い方が映像向きになっていたところがあります。それは修正しなくてはいけないなと自分でも思っていたので、少しずつ調整をしています。なかなかそのクセが抜けなくて……。本番までにはクリアしないといけない課題のひとつですね。あとは、とにかく公演期間が長いので、アクシデントが起きないように、無理をしないように、しっかりと準備をしなくてはいけないと思っています」

──お稽古期間からロンドン公演までを考えると、本当に長丁場ですよね。お食事やトレーニングなど、健康管理で意識されていることはありますか?

「健康管理かぁ……。6月からずっと稽古なので、まずはルーティンというか、時間の流れを決めていきたいと思っています。だから、ワークショップが始まる前から、時間割というか、この時間にはこれをやる、というのを決めて、5月はそういうふうに動いていますね」

──起きる時間を決めるとか、そういう感じですか?

「そうですね。午前中にこれをやる、とか、そういったことを決めました。基本的には今回の舞台をやり遂げるために、今自分がやるべきだと思うことをいくつか自分の中で決めて、それを丁寧にやっているという感じです」

──野田さんの舞台は本当に飛んだり跳ねたり、とにかく“動く”という印象なので、食生活のコントロールも大変じゃないかと思うのですが、そのあたりはどうですか?

「それはとても考えていますね。ワークショップや稽古の間は、どのくらい糖質を摂るとか、塩分はどれくらいにしようとか、結構いろいろと考えています。あとはクセのようになってるのですが、現場に入るとコーヒーを飲むのがルーティンになっているんですよね。決まったコーヒーを自分で入れて持っていくようにしています」

コミュニケーションが大切。そこから生まれるものがあるから

コミュニケーションが大切。そこから生まれるものがあるから

──昨年は大河ドラマ、そして今年は長期間の舞台。それぞれ関わり合い方も期間も異なりますが、そういったときのメンタルの保ち方や息抜きの方法はどうしていますか?

「基本的には、その作品をやっているときの人と一緒にいることが多いですね。大河ドラマをやっているときはスタッフや共演者の方としょっちゅう会っていました。今はもうそれぞれ別の仕事をしていますから、たまに会ったり連絡したりするくらいです。みんなチームを大事にしてくれていたので、一緒にご飯を食べに行ったりすることが息抜きになっていましたね」

──テレビドラマのときと同様、舞台に出演されるときも、そういうのが気持ちの切り替えになったりするんですか?

「息抜きや気持ちの切り替えという側面もありますが、結局現場で話すことのできる量は限られる。 ほかにもやらなくてはいけないことがたくさんあるので、あっという間に稽古時間が終わってしまう。だから、ご飯を食べに行ったりして、そこで交わす他愛のない会話のなかでポンと出てくることが、逆に稽古に活きてきたりする。それはそれで大事だなと思っています」

──お稽古時間中以外でもコミュニケーションをしっかり取る、ということなんですね。

「よくNODA・MAP作品に参加されている方も多いですからね。コミュニケーションを取っていくなかで生まれるものって、きっとあると思います。実はね、僕、今まではずっとNODA・MAPの飲み会要員だったんです(笑)」

──NODA・MAPの飲み会に呼ばれていたということですか?(笑)

「呼ばれていたんだと思うんですが……(笑)。ただ、野田さんに聞くと、『別にお前のことは呼んでない。勝手に来ただけだろ?』って、すごく心外なことを言われるんです(笑)」

──では、今回の『正三角関係』で、ようやく晴れて飲み会要員から出演者に……(笑)。

「そうですね(笑)。普通に舞台を観に行って、その帰り際に野田さんから『行けるんだろ?』って言われて、『行けますよ』という感じで、本当によく飲みに行っていました。『自分も出てるんじゃないかな?』って錯覚するぐらい(笑)。今日の芝居はどうだったみたいな話もよくしていたんです。これまでにそういう機会が割とあったので、今回出演するのが初めてでも、実は知っている方も多いんです」

──最後に、舞台を楽しみにしている読者にメッセージをぜひお願いできますか?

「ありがたいことにチケットが激戦と言われておりますが……。どういう作品になるのか、僕自身もまだ想像がついていないですが、野田さんの描く1年ぶりの新作です。ぜひ劇場に足を運んで楽しんでいただければと思います! 当日券も販売あるみたいなので、劇場でお待ちしております!」

松本潤さん

【プロフィール】

松本潤(JUN MATSUMOTO)
1983年、東京都生まれ。99年に嵐のメンバーとして『A・RA・SHI』でCDデビュー。嵐のコンサート演出等も担い、プロデューサーとしての一面を持つなど多彩な才能を発揮している。23年『どうする家康』でNHK大河ドラマ初出演にして初主演を果たす。主な出演作に、ドラマ『花より男子シリーズ』『99.9-刑事専門弁護士シリーズ』『となりのチカラ』、映画『ナラタージュ』『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』など多数。97年の舞台『Stand by Me』で初舞台を踏み、06年には野田秀樹作、蜷川幸雄演出の『白夜の女騎士』で主演・空飛びサスケ役を演じた経験を持つ。本作でNODA・MAP初参加。

【作品紹介】

出演:松本潤 長澤まさみ 永山瑛太
村岡希美 池谷のぶえ 小松和重
野田秀樹 竹中直人 ほか

【東京公演】2024年7月11日(木)~8月25日(日) 東京芸術劇場プレイハウス
【北九州公演】2024年9月5日(木)~9月11日(水) J:COM北九州芸術劇場 大ホール
【大阪公演】《9/1(日)チケット一般発売》
2024年9月19日(木)~10月10日(木) SkyシアターMBS
★全公演にて当日券販売あり。

【ロンドン公演】2024年10月31日(木)~11月2日(土) Sadler’s Wells Theatre

公式ホームページ https://www.nodamap.com/seisankaku/

ジャケット¥59400/mando(mando) シャツ¥25300/LAD MUSICIAN HARAJUKU(LAD MUSICIAN) パンツ¥29700/mando(mando) 靴¥55000/LAD MUSICIAN HARAJUKU(LAD MUSICIAN)

撮影/楠本隆貴 ヘアメイク/竹内美徳 スタイリング/丸本達彦 取材・文/前田美保

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