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不倫相手の本性に愕然としました… 昼顔妻が絶望した「家庭崩壊の結末」

  • 2024.7.7

8歳年上の夫と結婚し、フリーランスのデザイナーとして働いていた春香さん(仮名)は、カフェで偶然知り合った男性からロゴデザインの仕事を依頼されます。会話が楽しく、都会的なセンスに魅了された春香さんは、男性と頻繁に連絡を取るように。そして食事に誘われて応じたある夜、勢いで男性と関係を持ってしまったそう。カフェでの偶然の出会いから不倫へと発展し、静かに家庭崩壊へと進んでいった30代妻のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。

夫に隠れて逢瀬を重ねるも、どこか落ち着かない日々

春香さんは、その後も男性から呼び出されるたびにデートに応じ、一緒に過ごし続けていました。都会的な雰囲気がある不倫相手の男性は、夫にはない魅力に溢れていて、春香さんの仕事にも深い理解があるように感じられたそう。この頃には「できれば家庭も不倫も両立できたら…」と内心で望み始めていたと春香さんは話します。

「夫はいい人だけれど、垢抜けている雰囲気ではないタイプ。不倫相手は、見るからに今どきのベンチャー企業のおしゃれな男性という風貌だったんです。当時の私は欲張りかもしれませんが、家庭も不倫も両立して、自分のやりたい仕事を続け、楽しく生きていけたらいいな…なんて呑気なことを思っていました」

しかし、春香さんなりに充実した日々を過ごしながらも、なんとなく落ち着かない気持ちもあり、その原因がどこにあるのかわからないまま、家庭と不倫の二重生活を楽しんでいたそうです。

違和感の正体は男性の本性だった

「私はその頃、それまでに経験したことのないような不安感や落ち着かない感じがずっとあって…。不倫をしていてやましいからかな? って思っていたのですが、実際には違う原因でした。
私が不倫を始めて半年ほど経った頃に、私がデザインしたロゴやアイコンがどんなふうに使われているのかを見たいと思って、不倫相手の会社について調べたところ、なんとその会社はすでに閉業した後だったんです…」

真っ当な仕事をしていると思っていた不倫相手に疑惑が生じたことから、不倫相手を呼び出し、問い詰めたという春香さん。しかしその場で、不倫相手からは衝撃的な言葉が飛び出しました。
男性は、「最初から君のデザインを使う気なんてなかったし、出会ったときは会社が倒産寸前。暇で時間があったから、遊び相手を探してナンパしただけ」と平然と言ってのけたそう。さらには「デザインはナンパの口実で、デザイン料は僕のポケットマネーから払った。だから仕事としてなんて頼む気もなかったし、君の作品に才能があるとも全く思っていない」と一方的に告げ、その場から去ってしまったそうです。

「悔しかったし、情けなかったですね。そんな相手と私は不倫をしてしまったのかと思ったら、涙が止まりませんでした。でもその時点で完全に目が覚めて、これからは夫と仲良く生活していこうと気持ちを新たに家に帰ったのですが…」

その出来事から数日後、夫が春香さんに「話がある」と言い出し、離婚を突きつけてきたとのこと。聞けば、匿名で春香さんの不倫を密告する手紙が会社宛に届き、そこには不倫相手とベッドに入っている春香さんの写真が何枚も同封されていたそうです。

「言い訳もできない状態でした。そして、その写真はあの男性しか撮れないものばかりなので、完全にハメられたって思いましたね。私が不倫相手に夫の会社名や役職を伝えていたのがいけなかったのですが、まさかこんなことをされるとは思ってもいませんでした。
不倫をした事実をどうしても許せないと夫は言い、修復の余地もなく離婚に至りました。あの男性は自分の会社が倒産寸前で、幸せそうにしている私が許せなかったから、私の家庭も壊してやれって思ったのかもしれません。人当たりのいい男性だからと信じてしまいましたが、こんなふうにあっさりと家庭が壊れ、今では当時の自分の甘さを痛感しています」

最初から、よからぬ目的で近づいてくる不倫目当ての男性は少なくありません。不倫をする男性に誠意や良識を求めるのは難しく、真意を見抜くのも難しいでしょう。他人の幸せを壊そうとする不倫男性も存在します。既婚者の立場にいながら魔が差して配偶者以外と関係をもってしまえば、それが家庭崩壊への入り口になると覚悟し、最初から関わらないようにするのが一番でしょう。
©Paylessimages/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock

文・並木まき

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