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【なにわ男子 道枝駿佑】映画「青春18×2 君へと続く道」で得た大きな経験とは?

  • 2024.7.8

話題作への出演が続いている、なにわ男子の道枝駿佑さん。最新作の映画『青春18×2 君へと続く道』のこと、演技にかける思い、プライベートのことまで語ってくれた。

profile
道枝駿佑
みちえだ・しゅんすけ 2002年7月25日生まれ、大阪府出身。アイドルグループ「なにわ男子」のメンバー。主演ドラマ「マルス-ゼロの革命-」をはじめ、俳優としても活躍する。

藤井監督のもと、刺激的で新鮮な気分を味わえた

「藤井監督の作品で、また監督にとって初の国際プロジェクトに参加させてもらえることは光栄でした。僕自身、海外に向けた作品に出演することが夢だったので、出演が決まってすごくうれしかったです」

『余命10年』『新聞記者』などの藤井道人とタッグを組んだ最新作『青春18×2 君へと続く道』についてこう語る道枝駿佑さん。本作は、日本と台湾、18年の歳月、距離と時を超えて、初恋の記憶をたどる旅を描くラブストーリー。日本と台湾の合作映画となる。主人公のジミーが、旅の道中、電車の中で出会う18歳の青年・幸次を演じた。

「幸次は、元気で明るく、愛らしさがある男の子だと思いました。人生一度きりだから思いっきり楽しみたいって自由ではあるけど、旅の目的もあって、大人な考えを持っていていいなって。演じる時は、幸次のように元気に自由でいようと意識していました」

今作のタイトル「18×2」のキーにもなっている“36歳”になったジミーが出会う“18歳”の青年、幸次。出演シーンは短いながらも、生きるエネルギーにあふれ、雪の中でジミーと雪合戦をする時の笑顔など鮮烈な印象を残す。

「雪合戦は、アドリブでやらせてもらってすごく楽しかったです。3月でも雪が深く積もっていて、移動するだけでも時間がかかりました。また、電車のシーンでは、本当に電車に乗って、各駅ごとに止まりながら撮影しました。ジミーさんとお別れするところは、電車が止まっている時間内で撮ったので、制限がある中での撮影でした。お芝居としても、刺激になりましたし、新鮮な気持ちも味わえました。いい緊張感の中、集中できました」

何作か経験した今だから、幸次役をできたんだと思う

主人公ジミーを演じるのは、台湾の人気俳優シュー・グァンハン。

「グァンハンさんが現場で日本語が分からない時は、力になれたらいいなと思っていましたが、僕の力なんて必要ないぐらい日本語がお上手でした。撮影の合間、グァンハンさんやプロデューサーさんたちとお昼を食べに行ったのがいい思い出です」

気鋭、藤井監督作品で国際プロジェクト、そして、外国の俳優との共演など、大きな経験となったと話す。

「この作品に携わることができて、よかったです。何作か経験した今だからこそ、幸次役をできたと思うし、勉強になりました。こういう作品に幸次のような立ち位置の役でお芝居する経験は、大事なことだと思いました。主演を飾るのもすごいことですが、それだけがいいわけではなく、出演シーンが限られた中、どれだけインパクトを残せるか。今までにない感覚で、僕次第なので、見てくださる方々の印象に残る幸次になれたらいいなと思っています」

information
映画『青春18×2 君へと続く道』

台湾の紀行エッセイ「青春18×2日本慢車流浪記」を原作に描くラブストーリー。台湾と日本の男女がアルバイト先で出会い、お互い引かれ合うが突然の別れが訪れる。ヒロイン、アミを演じるのは清原果耶。5月3日全国公開。

Photograph=Takumi Taniguchi〈pygmy company〉 Styling=Fumiko Inomoto Hair&Make-up=Yumi Miura Text=Miku Sugishima

※InRed2024年6月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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