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日本に帰ってきたチェ・ジウ。この10年で何があったのか。結婚、出産、デマ、そして新境地

  • 2024.7.7

今週末から始まるTBSの日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』。二宮和也主演の同ドラマに韓国人女優チェ・ジウが特別出演するということで何かと話題だ。

先週はそのニュースがヤフトピで取り上げられ、昨日は都内で行なわれた舞台挨拶にチェ・ジウも参加したことでニュースになっていた。2020年に一児を出産してママになった“ジウ姫”だが、その美しさは変わらないこともあって多くのメディアで取り上げられていたほどだ。

ドラマ主演、結婚、そして出産…この10年で何があったか

チェ・ジウが日本ドラマに出演するのは2011年の『冬のサクラ』以来。実に13年ぶりということもあって日本でも話題になっているわけだが、韓国ではコンスタントにドラマ出演してきた。

2013年には『家政婦のミタ』の韓国リメイク版『怪しい家政婦』、2015年には『2度目の二十歳』、2016年には『キャリアを引く女~キャリーバッグいっぱいの恋~』、2017年には『世界でもっとも美しい別れ』といったドラマに主演して着実にそのキャリアを重ねていった。

そして、2018年3月に電撃結婚。相手は9歳年下の一般男性だった。韓国では有名スターの結婚となるとゴージャスな披露宴を挙げることが多いが、パートナーに配慮して結婚式を非公開にするところは、いかにもチェ・ジウらしかった。

2020年5月16日には女の子を出産。しばらくの間は育児に専念し、その日常をSNSなどで発信しては、それが度々ネットニュースになった。

チェ・ジウ
(写真提供=OSEN)

芸能活動の再開は2020年から。日本でも大ヒットしたドラマ『愛の不時着』に本人役でカメオ出演(特別出演)し、2022年にはドラマ『流れ星』で伝説の女優ウン・シウ役でカメオ出演した。

YouTubeチャンネルでデマ流され

このウン・シウ。90年代に一世を風靡した女優で、芸能界を引退して突如フランスに渡るも相変わらず芸能界の熱い関心を集めるバツイチ女性という設定だったが、このドラマ公開前後に笑えないデマに悩まされたこともあった。

とある暴露系YouTubeチャンネルが、チェ・ジウの夫の浮気疑惑を明るみに。その“発信源”は、夫の顔がわかる写真を公開し、浮気現場の「証拠写真を持っている」としたのだ。

ただ、真実性の乏しいデマで終わり、一件落着。別居や離婚などもせず、今でも一家は仲睦まじく暮らしていることを考えると、とんだでっちあげだったわけだが、チェ・ジウはこのことについて一切言及していない。

「私は老産のアイコン」と自虐ネタも

それどころか最近は自身の出産経験や育児生活を面白おかしく明かしている。妊娠時から自らを“ノサン(老産)のアイコン”と称していたが、今年5月にゲスト出演したYouTubeチャンネル『zzanbro シン・ドンヨプ』ではこんな発言をして笑いを誘った。

チェ・ジウ
(画像=YouTube)

「娘は48カ月、4歳になった。私は46歳で出産した。遅かった。(こんな老産は)有名人では初めてでしょう。他のママ友たちと20歳も差があるけど、上手く付き合っている。キッズカフェにも意地でもついていく。若いママたちが誘ってくれるのが、本当にありがたくて、すごく努力しましたよ」

こんな本音トークが好感を呼んだのか、6月からはKBSの育児バラエティ『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた』のMCに抜擢。チェ・ジウがバラエティ番組に出演するのは韓国でも2年ぶりで、バラエティ番組のMCとして活躍するのは初めてだ。

家事に育児にバラエティ番組のMC。まさに多忙を極めるチェ・ジウだが、日本では13年ぶりにドラマ出演するというのだから、彼女のバイタリティには頭が下がるばかりだ。

チェ・ジウ
(画像=KBS2)
7年ぶりの映画復帰作が8月に日本公開も

ちなみに女優チェ・ジウの活躍はこの夏、日本の劇場でも確認できる。8月16日から新宿ピカデリーなどにて全国公開される映画『ニューノーマル』がそれだ。

同作は韓国スリラー映画の鬼才チョン・ボムシク監督の最新作で、日常に潜む恐怖と絶望を描いた予測不可能な体験型スリラー。チェ・ジウは、笑うことのできない女性“ヒョンジョン"役に挑戦し、クールで冷ややかなイメージであっても意外なエネルギーを秘め、新たな一面を披露している。それもまた新境地だ。

(写真=TBS日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」公式SNSより)

いずれにしても、久々に日本でも話題になっているチェ・ジウ。日本では“涙の女王”や“韓流ヒロイン”の代名詞を得たが、それがかえって“お姫様イメージ”を増長させ、どこか高貴で距離を感じる人々もいると聞くが、実は気さくで親しみやすい女性である。

かつて日本で行なわれた韓流イベントや韓国映画のプレミア試写会などのバックステージで、特別ゲストとして出演した彼女と何度か同じ空間に居合わせたことがあるが、スタッフやその関係者たちにもひとりひとり丁寧に挨拶して親交を深めるなど、親しみやすい人柄だった。

そんな彼女の魅力が『ブラックペアン』や『ニューノーマル』などを通じて、再発見されることを期待したい。

文=慎 武宏

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