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8連敗で泥沼の札幌、指揮官は鈴木優磨をひたすら褒める!「メッシやマラドーナのように…」

  • 2024.7.7
8連敗で泥沼の札幌、指揮官は鈴木優磨をひたすら褒める!「メッシやマラドーナのように…」
8連敗で泥沼の札幌、指揮官は鈴木優磨をひたすら褒める!「メッシやマラドーナのように…」

Text by 佐伯洋(編集部)

今季のJ1リーグで最下位に沈んでいる北海道コンサドーレ札幌。

6日に鹿島アントラーズと敵地で対戦したが0-2で敗れ、クラブ12年ぶりとなるリーグ戦8連敗に。さらに5試合連続無得点と文字通りに泥沼の状況だ。

この日は開始早々にゴールを記録したかと思われたが、直前でハンドがあったとしてVAR判定でノーゴールに。失点した後には何度も決定機を迎えたものの決め切ることができなかった。

22試合で積み重ねた勝点はわずかに11。残留圏内の17位サガン鳥栖(勝点23)とは12も離れており、2018年から指揮をとるミハイロ・ペトロヴィッチ監督に対しての風当りは日に日に強くなっている。

セルビア出身の指揮官は試合後、「非常に厳しいチーム状況の中、最後まであきらめずによく戦ってくれたと思います」と選手を労ったうえで、「今日の試合で違いがあったとすれば、鈴木優磨選手に違いをつけられたゲームだったと思います」と話し、対戦したエースへの賛辞を繰り返した。

今季10ゴールを決めている鈴木は得点こそあげられなかったがこの試合の2ゴールをアシストしている。

ペトロヴィッチ監督は、「1点目はゴールの起点となるようなパスでしたし、2点目も素晴らしいクロスを上げたと思います。そういった決定的な仕事ができることが違いを生むと思います」と失点の場面を解説。

続けて「例えば(ディエゴ)マラドーナや(リオネル)メッシといった特別な選手がいます。そういう選手がいるチームに負けた監督が、『今日はマラドーナにやられた』、あるいは『メッシにやられた』と、そういうような表現をしたんじゃないかと思います」と独特の表現を用いて話を展開し、「ゲームの中で違いを見せられる選手、決定的な仕事ができる選手というのは、試合に勝つために、勝敗を争う上で非常に重要だと思います。今日、鈴木選手がいなければ(失点)ゼロで終わった試合かもしれません。ゲームの中で自分たちが得点できていてもおかしくないチャンスを作れていたと思います」と事実上鈴木一人にやられてしまったと脱帽した。

札幌は今季、流出やケガ人が相次いでおり、満足にスタメンも組めない中でゴール欠乏症に陥っている。それだけに敵将にとって、得点力のみならず求心力も備えた鈴木の存在がまぶしかったに違いない。

ペトロヴィッチ監督は最後に、「得点を奪うことは特別な才能を持っていること、特別な選手であることを意味します。そういった選手は世界を見渡しても特別ですし、高いサラリーが払えるクラブに所属するのは当然のことだと思います」と話して締め括っている。

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