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つま先上がりは「スライスを打つ要素を3つ加えるだけ」でしっかり打てる!

  • 2024.7.7

つま先上がりのライでは、クラブフェースが左を向きやすいので、フック系のボールが出ます。それを防ぐには、右へ曲るボールを打つときの要素を加えることです。できれば、3つ加えましょう。

クラブを短く握る

ゴルフクラブの構造上、ボールが足元よりも上にあるとクラブフェースは目標の左を向きます。そのまま打てばフックボールが出るので、アドレスの際には右に曲がる要素を加えましょう。まず、クラブを短く握ることです。基本的に、スイング軌道がフラットなら左に、アップライトなら右に曲がります。クラブを短く持つことでスイング軌道がアップライトになるので、右に曲がる要素が1つ加わります。シャフトとグリップの境目近くを握りましょう。

ボールを右に寄せてフェースを開く

次に、ボールを1個分ほど右に寄せ、クラブフェースを少しだけ開いて構えましょう。右に置いたボールにフェースを合わせると、自動的にフェースは開きますが、さらにフェースを少し開くことで右に曲がる度合いが大きくなります。ボールを右に置き、フェースを開いたことで右に曲がる要素がさらに2つ加わりました。

フラットなスイング軌道になるので左に行きやすい

つま先上がりのライではボールの位置が高いので、アドレスで上体が起き上がります。そのまま振れば、フラットなスイング軌道になるのでボールは左に曲がる傾向が強くなります。クラブを短く握る、ボールを右に置く、フェースを開く、の3ポイントで対応したら、打球は真っ直ぐ飛んで行くと考えましょう。


森山錬
●もりやま・れん/1996年生まれ。レッスンは3カ月先まで埋まっている大人気プロ。平均飛距離300ヤード以上のドライバーショットを放つ。『Futako Golf Club』主宰。Instagram(@rengolf_54)で配信中の動画も大きな話題を呼んでいる。著書に「ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる(日本文芸社)」。公式ラインアカウント(lin.ee/dy4adIq)


構成・文=山西英希、写真=山上忠、協力=Futako Golf Club

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