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換気はOK? 花粉症を和らげる掃除のコツ

  • 2016.3.6
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春の訪れとともに気になるのが、花粉や黄砂。空気中のPM2.5濃度は年間を通して話題となっていますが、例年3月から5月にかけて濃度が上昇する傾向にあるといわれています。

(c)WavebreakmediaMicro - Fotolia.com

花粉症や呼吸器系の疾患をお持ちの方にとっては、つらいシーズンがやってきます。

外出時にがっちりガードで身を守るのはもちろん、少しでも快適に暮らせるよう家のお掃除方法にも一工夫してみませんか?

花粉、黄砂、PM2.5を意識したお掃除は、一般的はお掃除と少し押さえどころが違います。

ライフスタイル系のメディアで数多くの読者宅の家事テクニックを取材し、自らも整理収納掃除について学んできた筆者の経験を通して紹介します。

■掃除機の前に拭き掃除を

花粉も黄砂もPM2.5も、ホコリと一緒に床の上にたまります。そこへいきなり掃除機をかけると、排気の勢いでそれらが舞い上がってしまいます。

掃除機をかける前に、フロアモップや硬く絞った雑巾で拭き掃除をしましょう。

おすすめのタイミングは、朝起きてすぐ。家族が寝静まっている夜中は人の動きもなく、空気中の浮遊物が床へ降りてくるからです。

朝一の床掃除で確実に取り除くことができます。

■着てはいけないアウターとは?

ウールやフリースなどの静電気を帯びやすいものは、花粉などを吸い寄せてしまいます。

生地に凹凸があるものは付着した花粉などを落としにくいので、ツルツルした素材も良いのだとか。

静電気の起きにくいコットン・シルク、表面が平らなナイロン・ポリエステルといった素材の服を選びましょう。帰宅時は玄関を開ける前に表面を軽く手で払います。

アウターは粘着ローラーなどでお手入れするとベターです。

■洗濯物の外干し&布団の天日干しはNG

洗濯物も布団も、外に干すと外気中の花粉・黄砂・PM2.5が思いっきり付着してしまいます。

洗濯乾燥機を使ったり、除湿器をつけて部屋干しをして乗り切りましょう。布団も、布団乾燥機と布団用アタッチメントを付けた掃除機でお手入れします。

肌に触れる機会が多いものほど気を配ることが大切です。

■電化製品の静電気に注意

テレビ・パソコン・ルーター・調理家電など、家にある電化製品は静電気を帯びていてホコリとともに花粉なども吸い寄せます。

ホコリをためないようまめに取り除きましょう。一般的にはハタキをかけて掃除機をかけるのが掃除のセオリーですが、この時季は特に「そっと取り除く」を心がけてください。

■換気は時間帯を厳守

窓は開け放たない方が安全ですが、どうしても喚起をしたい場合は時間帯に気を付けます。

花粉の飛散が多いのは、正午前後と夕方。黄砂やPM2.5は時間帯による差より、日ごとの違いの方が大きいようです。

総合すると、黄砂やPM2.5の予報を見て環境基準値を超えない日の朝早くに、短時間の換気を行うのが良いでしょう。換気後は空気清浄機のスイッチオン!

■カーテンや畳の目地も気をつけて

エアコンの吐き出し口、空気清浄機や掃除機のフィルター、カーテンは、思っている以上に花粉などがついているのでこまめにお手入れしてください。

カーテンを洗濯する際は、静電気防止効果のある柔軟剤を使うのもひとつの手。脱水後は外には干さず、そのままカーテンレールに取り付ければOK。

また、見落としがちなのが畳の目地。すき間に花粉などが入り込んでいるので、掃除機をかけるときはすき間を狙って丁寧にヘッドを動かしましょう。

花粉や黄砂、PM2.5を「家に持ち込まない」「室内から取り除く」方法に焦点を当ててピックアップしました。

一般的なお掃除動線は上から下へが基本ですが、この時季は下を中心に攻めるのがポイント。ちょっとした心がけですが、効果は大! ぜひ試してみてください。

(間下奏愛 OFFICE-SANGA)

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