今年も後半突入…前半ツイてなかった人にチャンスはある?
今年も前半が終了しました。運が良かった!という人、ついてなかったという人。悲喜こもごもではないでしょうか?そこで、運を掴むための思考法を考えてみました。後半、逆転させたい方はぜひご一読ください。
運がいい人も悪い人もいない
「運がいい人も、運が悪い人もいない。運がいいと思う人と、運が悪いと思う人がいるだけだ」この言葉、著作家兼俳優の中谷彰宏氏の言葉です。まさに、運についての名言至言ではないでしょうか。では、どうすれば運がいいと思えるようになるのでしょう?
ポイントは「幸運を期待する」、「情報のシャワー」、「よきネットワーク」、「不運を切り替える」の4点です。
順番に考えてみましょう。
幸運を期待する「カラーバス効果」とは
さて、皆さんに質問です。AさんとBさんがいます。それぞれ、毎朝次の言葉をつぶやきます。あなたは、どちらに近いですか?
Aさん「どうせ、今日も一日つまんないよ」が口ぐせBさん「今日も一日ハッピーになりそうだ」が口ぐせ
この2人、明らかにBさんの方に幸運が舞い込みそうです。なぜならば、ハッピーを見つける確率(カラーバス効果)が高くなるからです。
カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると、関連する情報が自然と目に留まりやすくなる心理的効果をいいます。例えば、朝のテレビの占いで「今日のラッキーカラーは赤」と言われた場合、普段以上に赤に意識が向きます。
このカラーバス効果は色だけではありません。他の情報に対しても、効果を発揮します。例えば、マンションを買いたいと思うと、普段以上にマンションの物件の折り込み広告に目が向きます。町を歩いていて、お腹が空いたとき、ブティックではなくレストランに目が向きます。これらと同じように、「自分はハッピーだ」と思っていると、幸運の情報に目が向くようになります。つまり、幸運へのアンテナが立ちます。
「情報のシャワー」を浴びよう
たくさんの情報を手にすることです。では、再びAさんとBさんの登場です。それぞれ、次の言葉をつぶやいています。
Aさん「情報が来たら、受け取ろう」Bさん「情報を受け取るために、腕を広げておこう」
そうです。たくさんの情報が得られるのはBさんですね。
上のイラストをご覧ください。パチンコの遊戯です。パチンコにはチューリップと呼ばれるものがあり、玉がそこに入ると開く仕組みになっています。玉という情報が入ったら開く、まさにAさんの発想も同じです。しかし、最初からチューリップが開いていたら……?たくさん玉も入ることでしょう。Bさんのように、最初からオープンマインドで、大きく腕を広げているからこそ、たくさんの情報を得ることができるのです。
もちろん大量に集まる情報の質は玉石混合、最初は善し悪しや質の精度など「情報の質」という点では難があります。どれを選んだら良いのか、戸惑うこともあることでしょう。そこで、次の「よきネットワーク」が求められます。
「よきネットワーク」を構築する
情報のシャワーにより、たくさんの情報が集まってきたとします。これは質と量であれば、量の問題です。従って、次に問題となるのは、次の2点です。
(1)その情報の質の良さ(2)よきアドバイザーの存在
あなたが付き合う友人やグループから、何かしらの情報が得られるはずです。では、その情報の精度はどうですか?
・精度の低い情報が集まるグループに所属するAさん・精度の高い情報が集まるグループに所属するBさん
最初から質の良い情報が得られるBさんの方が、幸運に恵まれることでしょう。 それでも、情報の取捨選択ができないとき、よき情報が集まるグループには、よき目利きが存在します。その人に相談することによって、自然と情報の見分け方も身に付けることができます。
あなたは、どのようなネットワークを構築していますか? 「幸運に繋がる情報が集まるグループ」。ここにアンテナを向けるかどうか、これが集まる情報の質や量を左右します。そして、よき仲間と接することにより、次第に幸運とは「自分だけが幸せになることではない」ことにも気づけます。
「リフレーミング」で不運を切り替える
幸運になるために、質のよい情報やよきアドバイザーのサポートが得られたとします。ただ、そのような状況においても100%うまくいくわけではありません。「勝負は時の運」などとも言いますから……。そこで、幸運を引き寄せるために必要なこと。ラストは、「不運を切り替える力」です。カウンセリングでは、「リフレ―ミング」と呼ばれるもので、物事の捉え方を変えることをいいます。
ではここで、Aさん・Bさんに再度登場してもらいましょう。どちらも仕事でミスをしてしましました。そこで、つぶやきます。
Aさん「どうせ、僕なんか全部ダメなんだ」Bさん「だからこそ、次回はうまくやろう」
Aさんのように「でも・どうせ・だって」の口ぐせを「3D言葉」と言います(3つの頭文字から)。しかし、Bさんはプラスに切り替える言葉に変換しました。同じ出来事に遭遇した2人です。しかし、Bさんの方が幸運を引き寄せることでしょう。
リフレ―ミングは難しいものではありません。マイナスの言葉の後に「それゆえ・そのおかげで・とはいえ・だからこそ」この4つのうち、どれかひとつを繋げてみてください。なにかしらプラスの言葉を見つけることができます。ミスの場面であれば、・それゆえ、リカバリーできる方法を考えよう・そのおかげで、いい勉強となった・とはいえ、まだ失敗と決まったわけではない・だからこそ、次回は頑張ろう
とても簡単ですよね!今すぐ3D言葉をやめてく、リフレ―ミングの4つの言葉をぜひ実践してください。あなたの生活に粘り強さをもたらしてくれますよ!
幸運のサイクルを回そう!
幸運になるための4つのポイント。次のようにまとめることができます。(1)幸運を期待する:「私は幸運だ」と口にするだけで、幸運へのアンテナが立ちます。(2)情報のシャワー:得られる情報の量が大事です。そのためには外向的であることです。(3)よきネットワーク:得られる情報の精度の高さです。量に対する質です。良きネットワークには自然とよい情報が集まります。(4)不運を切り替える:不運を幸運に切り替える力のことです。不運をひっくり返す粘りが生まれます。
最後にあと一つ。(3)の「よきネットワーク」についてです。
「友情は喜びを2倍に、そして悲しみを半分にしてくれる」といいます。これが実感できるかどうか、これもグループを選ぶ際のポイントでもあります。なぜならば、そのグループは、あなたという存在を大切に思ってくれるからです。
そして、幸運を実感できたのならば、今度はあなたが周りの人たちに、お返しをする番です。この(1)~(4)に取り組むことや、あなたが周りにも良い影響を回すこと。このサイクルが「幸運のサイクル」です。そして、幸運を幸福にしてくれます。あなたも仲間にも。
(佐藤城人(さとう・しろと))