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「こうじゃないとダメ!」意地を張って、母に当たってしまった産後…→お七夜で母がまさかの言動を!?

  • 2024.7.7

私たち夫婦が住んでいるアパートから私の実家までは車で30分程度の距離。夫は仕事が忙しいため、私は臨月になったころから里帰りをしました。産後1カ月までお世話になったのですが、メンタルが不安定だった私は実母につらく当たってしまい……。

出産までは普通に過ごせていたのに

産院も実家の近くを選んだ私。里帰りをして1カ月経ち、出産予定日を過ぎた日の深夜に破水したため、寝ていた実母を起こして病院へ……。

無事に出産し、毎日病院に顔を出してくれる母にありがたさを感じながら、退院後もお世話になることを心強く思い、入院期間を過ごしていました。

ちょっとしたことが気になって…

夫に付き添われて退院し、その数日後には精神的に不安定になっていたように思います。

父は仕事をしていたので、産後は全面的に母のサポートに頼りきりになっていたこともあり、「せめて、おむつ替えや沐浴の準備は私が全部しないと!」という気持ちになってしまい、素直に頼れずイライラ……。

特に、息子のお世話に関してはナーバスになっていて、「こうじゃないとダメなの!」と母に強く当たってしまった私。それでも母は何も言わず、ただ私に寄り添ってくれました。

お七夜でようやく気づいたこと

息子が生まれて7日目、夫も実家に呼んで、お七夜のお祝いです。両親はお寿司を頼んでくれて、他にもごちそうが並びました。それだけでもうれしいのに、母が私にかわいらしい封筒を手渡してくれ、そこには“出産祝い”の文字が……。

お世話になっている身でありながら、母につらく当たってしまっていたことへの後悔、産後の慣れない育児の不安などがあふれて、私は思わず泣いてしまいました。

すると母もつられて涙し、さらになぜか夫も涙。私は知らないうちに、ひとりぼっちで育児をしようとしていたのだと気づきました。

今でも困ったときは助けてくれる母。息子も大きくなってきたので、育児も少しずつラクになり、今度は私が助ける番だと思っていますが、母本人は「まだまだそのつもりはないからね」と言っています。


著者:畑野ナツミ


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。


イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと

ベビーカレンダー編集部

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