【那珂川市】異空間で食材にこだわった旬の味を楽しむ「棗（なつめ）」

2024.7.6

こんにちは。趣味は乗り物、特技は食べ歩きのリビングふくおか・北九州Web地域特派員 ”ほっぺた親爺” です。今回は、那珂川市にある「源泉野天風呂那珂川清滝」内にある「お食事処棗」を紹介します。棗と書いて「なつめ」と読む、日帰り温泉に併設されたお店です。

温泉旅館の雰囲気に気分上々！

源泉野天風呂那珂川清滝は今年で２０周年を迎え、多くの方に利用されています。

良く手入れされた緑は目に優しく、数寄屋造りの本館に向かい石段を一段一段登っていくと、気持ちが高まります。ここの景色はとても素晴らしく、多くの方が記念撮影しています。

入館して直ぐの受付で「食事のみの利用」であることを申告します。受付は、入浴目的のお客さんで混みあっていますが、テキパキ対応して頂けます。靴ロッカーの鍵と館内用リストバンドを交換して、いざ入館。

フロントの左奥が、これまた雰囲気抜群！お目当てのお食事処棗。館内はワックスの効いた木の床で、また、段差が多いので、はやる気持ちを抑えてゆっくり行きましょう！

まるで映画のセットのような異空間

店内は全体にダークブラウン調で高い天井と、ゆったりしたテーブル席で、とても広々した雰囲気です。

その他、座敷席、個室とバリエーションも豊富で、TPOに合わせて席を選べるのも嬉しい！今日は個室でお殿様気分でゴキゲンです。

館内中央部にあるセルフコーナー。お茶、冷水、おしぼりなどはお好みで持っていくスタイルです。

豊富なメニューで高まる期待

さて、メニューから「何を食べようか？」思案開始です。６月４日から夏メニューに変更されたとのこと。卒業アルバム？のような立派なメニューには、大きな写真と説明が添えられていて、見ているだけでワクワクが止まらないぞ！和食のフルコースとも言える「清滝御膳」は不動の一番人気、今回初登場の「棗の大人様ランチ」も連日売切れの大盛況とのこと。

自分史上最大のアジフライに驚愕！

思案の結果、今回は五島産手仕込み大アジフライ御膳に決定しました。長崎の五島列島のアジは美味しいと評判ですが、メニューに記載された「大アジ」がどれほど「大」であるかが今回のチェックポイント。

待つこと数分、運ばれてきたアジフライは「大」どころか『超特大』。仲居さん協力の下、計測したところ２０センチ。もしかすると「ほっけ？」と思うほどの大きさ。色々なところでメニューに書かれた「大アジ」を食してきたが、今回が横綱だ！と驚愕。

仲居さんから「お好みでキャベツにはドレッシングをお掛けください」と言われたものの、何を言っているか分からない‥。だって、キャベツが無いんだもん‥。

でも安心して下さい。『超特大アジフライ』がキャベツを覆い隠していました。

棗の葉野菜ドレッシングはオイリーで酸味が効いていて、シャキシャキのキャベツと好相性。アジ本来のうまみが一杯、柔らかくジューシーに仕上がった大アジフライと共に美味しく頂きました。

夏と言えばこれでしょ！

夏メニューの中から、オーダーせずにはいられない一品がかき氷。ここ棗では滝氷と呼んでいます。塩キャラメル、瀬戸内レモン、宇治金時の３種類の中から、清涼感バツグンの瀬戸内レモンをチョイス！メニューには「瀬戸内レモンのシロップ漬けに瀬戸内レモンアイス、瀬戸内レモンケーキをトッピング！」と紹介されており、これだけで期待度MAX！

それで、運ばれてきたのがこれ。余りの高さに再度、仲居さんに手伝ってもらい計測開始。標高２２センチでしょうか、これ１人前です！メニュー記載のとおり、山頂付近にレモンのシロップ漬け、山頂にレモンアイス、山麓にレモンケーキが配置されたマウントアイスレモン。さらに驚くことに、稜線に沿ってクリーム雪崩が発生した状態、食べ進めていくと氷の中にバニラアイスが隠されていました。肝心の氷は新雪のような口溶けの良いやわらかい氷でした。

普通、食べ進めていくとシロップが薄まり氷水を飲むケースが多い中、ここのは違います。だんだんレモン味が強まる感じで、最後までシッカリ楽しめるぞ！舌の肥えた食いしん坊を全く飽きさせない工夫の数々、滝氷に天晴！

すべてに感動記憶に残る食事

お店の雰囲気、ボリューム、味（アジも)のそれぞれが大満足。デカ盛りなのに「標準サイズ」との主張！に、ほっぺた親爺から１票。アジフライは、あれだけ大きいのに小骨が一切ない、時間が経過してもカラッとジューシーに変化なし。入念な下準備と、熟考された調理方法とのことでした。職人技が光ます。お食事処棗のすべてに感動しました。メニューに店名が入るものに間違いなし！の法則から、次回は棗の大人様ランチで新たな記憶に残そうと思いました。