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【犬旅:青森・奥入瀬渓流編】 森の匂いや滝の音、鳥のさえずりに人もワンコもリフレッシュ!: 豆柴・まもるの旅日記

  • 2024.7.6

旅をするのは…

豆柴・まもるくん

2歳の雄、赤豆柴の「まもる」。とにかくビビリで警戒心が強く、ガンコなザ・柴犬。上手く甘えられないツンデレな性格ですが、飼い主家族にだけはたまにスキスキサインを見せてくれるのが可愛すぎる! 今回の旅はそんなまもると一緒に、美容ライター森本が横浜の自宅から那須→蔵王(宮城)→津軽→函館→小樽→札幌→トマム→白老町→函館→奥入瀬→松島(宮城)→磐梯山(福島)と、3週間かけて車で移動。まもると一緒の初めての長期旅行を、ブログ形式で赤裸々にレポートします!

今回訪れた宿は…

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル

国立公園内を流れる奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテル

住所:青森県十和田市大字奥瀬字栃久保 231
電話 :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :187 室
チェックイン 15:00/チェックアウト 12:00
料金:1 泊 22,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、税込み、夕朝食付)
アクセス:JR 八戸駅・新青森駅から車で約 90 分

森と一体になったような壮大なパブリックエリア

ロビー 森の神話

渓流-BASE

エントランスに入るとまず目に入る、「ロビー 森の神話」。岡本太郎氏の大暖炉「森の神話」が存在感を放ち、窓の外に広がる美しい森を眺めながらほっと一息。青森ならではのおもてなしとして、ウェルカムドリンクにはシードルが用意されていました。大浴場とビュッフェレストラン以外では、ワンコはリードをつけていれば歩かせていてOK。ペットカートを借りることもできます。

さらに2023年4月に完成したばかりの「渓流-BASE」も素晴らしい! 奥入瀬渓流についての知識を深められるアクティビティが催されていたり、渓流を望むせせらぎデッキがあったり、奥入瀬の大自然を満喫できるようなスペースになっています。こちらでも中央に岡本太郎氏の遺作、大暖炉「河神」がそびえ、シンボルとなっています。コーヒーサービスもあり、テイクアウトしてお部屋でゆっくり楽しむことも。

大きなテラス付きの、広々とした愛犬ルーム

木をふんだんに使った、シックなインテリアの愛犬ルーム。大きなソファがあり寛ぎやすく、私たちもまもるもゆっくりと過ごすことができました。ワンコ用グッズもひととおり揃っていています。

外から直接テラスや室内に入れて便利!

愛犬ルームの最大の特徴は、外から直接入ることができること。テラスからそのまま出かけるときも、外から鍵をかけることができます。ロビーなどを通らずに済みますし、人混みが苦手なワンコにとってはありがたい。部屋は渓流側ではありませんが、森に囲まれるようにつくられた大きなテラスはとても開放的。リードフックもありました。

渓流沿いは、ワンコにとって最高のお散歩コース

ホテルから渓流への散策は、渓流シャトルバスが便利。流れの名所や滝が見られる4か所のスポットに停まり、早朝から夕方まで定期循環してくれます。もちろんワンコも乗車OK。
私たちは6:00の始発に乗り、朝の散歩をすることに。シーズンにもよりますが、渓流散策は日中かなり混雑します。早朝は比較的空いていますし、空気もひときわ澄んでいてとても気持ちいい! 朝と夕方では渓流の水量がだいぶ違うのだとか。せっかくなので時間を変えて何度か訪れると、色々な表情を楽しむことができます。

渓流に沿って歩道が整備されているので歩きやすい

渓流に沿って歩道が続いているので、散策しやすくなっています。雨上がりなど足元が悪いときは、ホテルで長靴を無料で借りられるサービスも(数に限りがあります)。今回は新緑がとても美しく、水の流れる音や鳥の声といった自然の音がとても心地よく感じられました。

迫力のある滝が見られるスポットも

雲井の滝

銚子大滝

十和田八幡平国立公園に属している、自然豊かな奥入瀬渓流。その流れに沿って、いくつもの滝を見ることができます。バスの4か所目の停留所でもある「雲井の滝」は、崖の上から流れ落ちる見ごたえのある滝。
さらに十和田湖に向かった先には「銚子大滝」があり、ゴーッという音とともに激しく水が流れ落ちる様子を見ることができます。ただし銚子大滝にはシャトルバスが停まりません。歩くとかなり遠いので、自家用車で行くかJRのバスを利用することをおすすめします。

りんご料理がズラリ! ビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」

奥入瀬渓流ホテルでのレストランは3か所あり、初日の夜と最終日の朝に訪れたのがこちらのビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」。カットりんごはもちろん、サラダやカプレーゼ、カッペリーニなどりんごをふんだんに使ったメニューがたくさん!
さらにライブキッチンではアップルパイやフレッシュりんごジュースなども楽しめ、りんご好きにはたまりません。どれも美味しくて、つい食べすぎてしまいました。

「渓流テラス」では、渓流を眺めながら優雅な朝食が楽しめます

今回私が一番気に入った場所がこちらの「渓流テラス」。渓流沿いに5卓ほどのテラス席が用意され、朝食を楽しむことができます。席に着くとオープンサンドとともにウッドボックスに入ったスープやキッシュなどが運ばれ、おしゃれなピクニック気分。りんごジュースやシードルなど、ドリンクがフリーなのも嬉しかったです。甘すぎずスッキリした味わいのシードルはとても美味しく、朝からゴクゴク飲んでしまいました。

ワンコ用のフードも提供してくれます

「渓流テラス」はワンコを連れてきても大丈夫。そればかりか、希望すればワンコ用のフードも提供してくれます。この日のごはんは、鯛と猪のミンチがメイン。ふだんドライフードしかあげていないまもるは、最初だけ戸惑っていたものの、おいしかったのかたくさん食べていました(写真はごはん前に伏せして待っている様子)。

こちらの渓流テラスは5席あるのですが、ワンコ連れは両サイドの2席のみが利用可能だそう。とても人気なので早めの予約をおすすめします!

料金:大人1名 ¥4,050
期間:5~10月
*荒天時は中止となります

ワンコ連れOK! 最高級のフレンチが堪能できる「Sonore(ソノ―ル)」

二日目の夜は、フレンチレストラン「Sonore」へ。ワンコ連れは個室での食事のため、1組だけ予約できます。個室でペット用の柵も付けてくれるので、リードすらしなくても大丈夫。ドアの開閉時にもワンコが出てしまう心配もありません。フカフカのペット用ベッドまで用意していただき、至れり尽くせりです!

テラス席でのアペリティフからスタート

コースのスタートは、朝食でも訪れたテラス席でのアペリティフから(天候や時期により変わります)。お皿にのった5種類のフィンガーフードが運ばれ、渓流を眺めながら楽しめます。寒くても、コートを貸してくれるので安心です。

繊細で美しい、最高の料理を堪能

雲丹

渓流テラスから移動し、いよいよ「Sonore」店内へ。ワンコ連れは個室に案内してもらえるので、人目を気にすることなくゆっくりと食事を楽しむことができます。ディナーは旬の食材を贅沢に使った、アートのように美しいフレンチのフルコース。
まずは魚介のジュレの上にたっぷりの雲丹が盛り付けられた一品を。続いて鮪料理や青森ならではの郷土料理「かっけ」などが次々と登場し、メインは熟成牛のステーキ。桜のムースがのった苺のデザートも最高でした。

お酒好きな私たちは、料理に合わせてフルペアリングをオーダー。デザートワインも合わせてなんと9種類ものワインを楽しむことができ、料理とワインのマリアージュを堪能。ソムリエ厳選のワインはどれも素晴らしく、おすすめです!

ワンコ用のフードも用意してもらえます

希望すれば、ワンコ用のフードも用意してもらえます。肉と魚、2種類のフードをいただいたのですが、さすがフレンチ。ワンコ用のフードも美しく盛り付けられ、まもるもふだん味わえないような贅沢な食事を楽しめました。

料金(大人1名):¥21,780(ワンコ用のフードは¥1,650)

犬旅後記

旅行前から楽しみにしていいた「奥入瀬渓流ホテル」。渓流散策はもちろん、食事中も部屋の中でも、温泉に入っている間もずっと自然の中にいるような感覚で、心地よくリフレッシュできました。ワンコと一緒の旅を考えるなら、最高におすすめの宿。定期的に訪れたくなりました。チェックアウト後は車で十和田湖に寄り、まもると一緒にボートでクルーズを満喫! 3週間にわたる旅もそろそろ終盤。このあとは風光明媚な松島を経て、会津磐梯山へ向かいます。

text:Nahoko Morimoto
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