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トラビス・ケルシー、テイラー・スウィフトのコンサート出演を自ら提案していた

  • 2024.7.5
Taylor Swift is joined on stage by Travis Kelce, during "Taylor Swift | The Eras Tour" at Wembley Stadium on June 23, 2024 in London, England.

テイラー・スウィフトがウェンブリー・スタジアムで3夜連続で行った「ジ・エラズ・ツアー」のロンドン公演最終日、ステージにサプライズ登場したトラビス・ケルシー。テイラーとの共演は、なんと彼自身のアイデアだったそうだ。「『1989エラの舞台に俺がバイクに乗って登場したら楽しいだろうな』って、最初はテイになんとなく話したんだ」と、兄のジェイソン・ケルシーとともに配信するポッドキャスト「New Heights with Jason and Travis Kelce」で明かした。

テイラーは当初、このアイデアに笑っていたそうだが、「本当にやりたいの?」とトラビスの真意を確認。トラビスはもちろん本気で、「『もちろんぜひやりたい。当たり前だよ。公演はもう十分観てきたから、出演させてくれてもいいんじゃない?』と返したんだ。そうしたら彼女は、本当に俺にぴったりの登場シーンを見つけてくれた」

そんなやりとりを経て、トラビスは6月23日にウェンブリー・スタジアムで行われた公演で、「I Can Do It With a Broken Heart」の衣装チェンジのコーナーに登場。ソファに倒れこんだテイラーを抱えて運び、着替えを手伝い、彼女の顔にパウダーをはたくなどメイク直しの小芝居もしてみせた。

ステージを去る前には軽やかなダンスも披露したが、この動きは1994年公開のコメディ映画ジム・キャリーはMr.ダマー』を観て以来、どこかでやってみたいと狙っていたものだったそう。「ずっとこの動きをして見せたいと思っていたけど、機会がなかった。いちばん好きな動きのひとつなんだ」と語る。バイクは実現しなかったが、異存はないそうだ。「ダンサーや小道具などにぶつかったり、何かを轢いたら危ないから、バイクには乗らなかった。いちばん安全なオプションだった」

トラビスはテイラーを「真のショーマン」だと称賛し、彼女と一緒に舞台に立てたのは「名誉」だったと話す。「本当に最高だった。公演の中でも、楽しくて、遊び心のあるシーンで、共演するのに完璧だった。下手な演技を披露して、楽しんだ。テイラーだけじゃなく、観客とも一緒にね。残りのショーに向けて皆を盛り上げようと頑張った。最高だったよ」

観客からの反応も心に残ったようだ。「ステージにいるのが俺だと観客に伝わるまで少しかかったけれど、あの瞬間は震えたね」。イメージとは違うこともあったが、悔いはないそうだ。「ステージがあんなに大きいなんて気づいてなかった。フットボール場くらいは優にある。想像していたよりずっと大きかったよ。だけど、すごい経験になった。それにテイラーを失望させはしなかった。これがいちばん大事だ」

Text: Tae Terai

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