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新紙幣に便乗した詐欺が増加中!?即売会などで現金を扱う人は特に注意を

  • 2024.7.6

7月3日から発行開始した新紙幣に便乗し、世間では早くも詐欺被害が起きている。日本銀行などでも注意喚起を行っているが、各自でも誤った情報や詐欺に注意が必要だ。

「NHK生活・防災」のX(Twitter)公式アカウント(@nhk_seikatsu)では「新紙幣に便乗の詐欺被害、すでに起きています」と投稿し、新紙幣発行前の7月2日までに東京都内で4件の詐欺被害があったと伝えた。

発行前からすでに被害が起きていたとは 出典:Togetterオリジナル

報道内容によると、いずれも高齢者を狙ったもので

金融機関の職員を装う手口で「職員が自宅まで古いお札の交換に行きます」とか「国が新紙幣の発行枚数を決める調査をしているので、旧紙幣を自宅で保管していれば職員に預けてください」などと、うその電話がかかってきたということです。
NHKニュース「新紙幣発行に便乗の特殊詐欺 すでに被害も 警察が注意呼びかけ」より
出典:Togetterオリジナル

と伝えている。

また、2004年の紙幣発行時(五千円札「新渡戸稲造」→「樋口一葉」、千円札「夏目漱石」→「野口英世」に変更)にも、「2万5000枚余りの偽札が見つかっている」とあり、こうした新しい紙幣や硬貨が出回るタイミングでは偽札等による詐欺が起きやすいとしている。

新紙幣が発行されたからといって「従来のお札が使えなくなる」ことはない。それどころか、明治時代に発行された紙幣もこれまでどおり使用可能だ。

もちろん使えます 出典:Togetterオリジナル

個人で現金を扱う際も注意を

X(Twitter)では新紙幣の話題に関連し、コミックマーケットなどの即売会に出る人に向けた注意喚起として、あるユーザーが投稿した「新紙幣を3枚づつ、見比べる用に会場持っていってください」というアドバイスに注目が集まった。

即売会などの出展者は、購入を求める客に対し、個人または少人数で精算などの対応をする必要がある。そのため現在のような新紙幣が流通して間もない頃は、多くの人が見慣れていないのをいいことに、新紙幣の偽札で買い物しようとするケースがあるようだ。

見比べられるように新紙幣を持っておけば、もし偽札を使われても、その場で気づくことができるかもしれない。

Xではこの投稿に対し、「自分が見たことない紙幣が出てくるんじゃ対応しようがない」「コミケに限らず、自動精算機が無い所は狙われる」「新500円玉とかもけっこうあった」などとさまざまな反応があった。

新しいお札はまだ流通量が少ないため、確実に入手するには新紙幣の取り扱いが可能な金融機関で両替を行う必要がある。

いささか手間がかかるため面倒ではあるが、トラブルを未然に防ぐためでもある。近々イベントなどで現金を扱う人は注意したほうが良いだろう。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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