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【習字】筆の洗い方 ペットボトルを使うと便利! 小筆は洗わない方がいい?

  • 2024.7.5
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書道で使った筆は洗う? 洗わない?

イエコレクション iecolle

書道で使った筆を洗うか洗わないか、迷ったことがある人も多いかもしれません。
書道で使った太筆は使用後、早めに洗うのがおすすめです。
子どもが学校の習字で筆を持ち帰ったあとも、できるだけ早めに手入れするといいでしょう。
一方、小筆は使用後でも水洗いせず手入れをします。

【習字道具の手入れ】筆を洗う理由

習字道具は、基本的に手入れが必要なものです。
筆を長持ちさせるためにも、使用後は早めに洗って手入れすることをおすすめ。
洗わないまま放置すると、墨で毛が傷んで抜け毛や切れ毛になるだけでなく、筆が割れる原因になることもあります。

習字で使った筆の洗い方【太筆】

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習字で使った太筆は、30°C~40°Cのぬるま湯で洗って墨を落とします。
流水でも溜めたものでも洗えますが、流水を使った洗い方の場合は、水圧が強いと筆が割れる原因になるため注意が必要です。
筆の毛流れに沿って、根本から穂先に向かうように水を当ててください。
洗い方は、筆の根本を重点的にもみほぐすようにするのがポイント。
墨ができるだけ薄くなるよう、根気よく洗いましょう。
洗い終わりに指で穂先を整えておくと、筆が割れるのを防ぎやすくなります。

習字で使った筆の洗い方【小筆】

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習字で小筆を使うときは、筆先の1/3程度しかおろさないため、手入れの際も小筆は水で洗わないのが基本です。
小筆は洗わないで、墨を拭き取って手入れをします。
半紙やティッシュのような吸水性の高い紙を用意し、紙に水を数滴たらして適度に湿らせ、その上に小筆を寝かせて墨を拭き取ります。
紙を使った洗い方では、穂先を整えるように小筆を回転させることがポイント。
糊で固まった部分がほぐれてしまわないよう、慎重に拭き取ってください。
紙につく墨が薄くなったら終了です。

ペットボトルを使った筆の洗い方

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書道教室や学校の習字で使った太筆を自宅の洗面台で洗うときは、ペットボトルを使った洗い方がおすすめです。
ペットボトルの底面をカットし、蓋側にお湯をためて洗います。
お湯を流すときは、蓋を外して排水口に挿し込めば洗面台が汚れません。
カットした部分は鋭利なため、テープを巻いておくと子どもでも安全に使えます。

筆の乾かし方

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洗い方だけでなく乾かし方も、筆を長持ちさせるのに関係します。
筆を洗い終えたらやさしく水分を絞り、その後半紙でも水分を吸い取りましょう。
筆が割れるのを防ぐため、指で筆の形を整え、筆吊りに吊るして自然乾燥させます。
筆吊りがないときは、筆の紐にクリップを挟んでどこかに引っ掛けて吊るしておくと良いでしょう。
筆の購入時についていたキャップは乾きにくくなるため、付けないほうがおすすめです。

墨が固まった筆はどうする?

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書道教室や学校の習字から持ち帰ったあとに筆を洗わないで放置し、墨で筆が固まった経験をしたことがある人も多いでしょう。
筆が固まっても直し方を知っていると、焦る必要はありません。
筆が固まるのは、墨汁に含まれるにかわという成分によるものです。
固まった筆はぬるま湯に浸け置くと墨が緩んできます。
浸け置きしても固まったままの場合は、筆用の洗剤を試してみるのも良いでしょう。

筆が割れる理由はなぜ?

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筆の傷みのひとつに、筆の先が割れる現象があります。
書道教室で筆を共有している人なら、一度は先が割れた筆を見たことがある人もいるかもしれません。
筆の先が割れる理由をまとめました。

墨の洗い残しがある

習字で使ったあとの筆は、洗ってしっかりと墨を落とすことが基本です。
しかし、墨が落としきれていないと墨が固まり、筆が割れる原因になります。
特に根本は墨が溜まりやすいため、よく墨を出すことが大切です。

筆の洗い方・乾かし方が乱暴

習字道具のなかでも、筆は最もデリケートなものです。
筆の洗い方や乾かし方を間違えたり乱暴だったりすると、筆が割れることに繋がります。
洗うときの水圧の強さが流れの向きは注意が必要。
穂先を天に向けて干すのも厳禁です。

筆が乾いていない

筆は、洗ったあとに指で形を整えてしっかり乾かすことが大切です。
乾かし方を間違えて形を整えなかったり、洗った後、乾ききる前に使ってしまったりすると、筆が割れることがあります。

割れた筆の直し方

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割れた筆は書道には不向きですが、直し方がないわけではありません。
割れた筆を直すにはどうすればよいのでしょうか。
割れた筆の直し方を紹介します。

ペットボトルとお湯を使う

ぬるま湯を入れたペットボトルに、先が固まった筆を入れて1日程度放置する方法があります。
ペットボトルの底に筆先がつかないように、クリップで固定するのがポイント。
1日経って固まった墨が緩んだら筆を取り出し、ぬるま湯を張った洗面器の中で墨を洗い出します。
固まった墨が緩みにくい場合は、筆用の洗剤を入れるのも良いでしょう。
洗剤を使うときは、仕上げにしっかりと洗剤を洗い流すことを忘れずに。

直しようがなければ新しい筆を買う

直し方を試しても固まった墨が緩まないときは、諦めて新しい筆の購入も検討してみましょう。
習字のあと筆を洗わないまま長く放置すると、筆がカチカチに固まってしまいます。
筆の状態が悪いと緩めるのに時間がかかったり先端が割れて使いにくかったり知るので注意が必要です

さばけた小筆の手入れ法は?

小筆は、洗い方や乾かし方を間違えたり、何度も手入れしたりしていると、根本までさばけてしまうことがあります。
根本までさばけた小筆の直し方は、筆の根元にタコ糸を巻き付けて固定するほか、筆用の糊で根本を固め直すのがおすすめ。
筆用糊は習字道具店やホームセンターで購入できます。

まとめ

習字道具はとてもデリケートなものなので、洗い方や乾かし方など、正しい手入れの仕方を知っていることが重要です。
習字で使ったあとはそのまま放置せず、できるだけ早く墨を洗い流し、筆への負担を減らしておきましょう。
穂先が墨で固まったりクセがついたりしたときは、筆の直し方をチェックしてメンテナンスをしてみてください。

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