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黒木華、亡くなった親友のトーク画面にメッセージを送り続けると…あたたかなふれあい描く『アイミタガイ』

  • 2024.7.5
黒木華、亡くなった親友のトーク画面にメッセージを送り続けると…あたたかなふれあい描く『アイミタガイ』
(C) 2024「アイミタガイ」製作委員会

誰かを想った優しい“秘密”が立ち止まっていた人々の心を灯す

黒木華を主演に迎え、草野翔吾監督が中條ていの小説を映画化した『アイミタガイ』。本作より特報映像を紹介する。

本作は、かけがえのない存在だった親友を失い立ち止まってしまった主人公・梓を中心に、思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇。主演の黒木に加え、中村蒼、藤間爽子ら実力派俳優が集結し、人間ドラマのアンサンブルを奏でる。メガホンを取るのは、『彼女が好きなものは』(21年)の草野翔吾監督だ。

ウェディングプランナーとして働く梓(黒木)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせだった。交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、梓は変わらずメッセージを送り続ける。

同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。

一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と2人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて…。

今回紹介するのは、梓と親友の叶海を軸に、一期一会の連鎖で出会いが繋がっていく、登場人物たちの特報映像。「梓がこの先さ、迷ったり悩んだりした時は言ってね」と梓に寄り添う叶海のセリフとともに映される、親友同士の2人の様子と、笑顔の2ショット写真が設定されたスマホのロック画面、そして叶海との突然の別れが切り取られている。

叶海を失ってから立ち止まってしまった梓に訪れる、あたたかなふれあいを描いた本作。「いい友だちを持ったよね」と微笑む梓の恋人・澄人(中村)の姿や、梓と同じように立ち止まってしまった叶海の両親の朋子(西田)と優作(田口)、梓がピアノ演奏を頼むことになる、こみち(草笛)の姿が次々に映る。そして、梓の祖母(風吹ジュン)が、“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかける。

最後に、笑顔を浮かべながら涙を拭う梓のもとに届いた想いとは——。誰かを想った優しい「秘密」の糸がほどけるとき、幸せの歯車が動き出す。

『アイミタガイ』は11月1日より全国公開。

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