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母と息子、家族の物語を描く『ぼくが生きてる、ふたつの世界』本ポスタービジュアル&本予告

  • 2024.7.5
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吉沢亮が主演を務める、呉美保監督作『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9月20日公開)。このたび、本ポスタービジュアルと本予告編が解禁された。

【写真を見る】遠くを見つめる吉沢亮を切り取ったムビチケ前売券(カード)

【写真を見る】遠くを見つめる吉沢亮を切り取ったムビチケ前売券(カード) [c]五十嵐大/幻冬舎 [c]2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会
【写真を見る】遠くを見つめる吉沢亮を切り取ったムビチケ前売券(カード) [c]五十嵐大/幻冬舎 [c]2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会

9年ぶりの長編作品のテーマとして呉監督が選んだのは、コーダという生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家、エッセイストの五十嵐大の自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」。『ゴールド・ボーイ』(24)、『正欲』(23)などを手掛ける港岳彦が脚本を務め、吉沢が耳の聞こえない両親の元で育った息子、五十嵐大を演じる。ろう者の両親を演じるのは、母の明子役に忍足亜希子、父、陽介役に今井彰人。

今回解禁された本ポスタービジュアルには、故郷の宮城県に帰郷した大が、久しぶりに家族との時間を過ごした後、東京へ戻る前のひとときを切り取ったもの。本ポスターの撮影も、ティザーポスターと同様に、原作本の表紙を撮影した斎藤陽道が担当。「伝えられない想いが、あふれだす」というコピーとともに、数年ぶりに再会した母との時間に少しぎこちなさを感じる息子と、息子と一緒にいることをうれしく思う母の表情が写しだされている。

あわせて本予告編も到着。久しぶりに帰郷した息子を駅まで見送る母。「親父とばあちゃんによろしく」、「わかった」ときこえる息子ときこえない母は手話での会話を交わす。二人にとっての日常も、子どものころの大にとっては「母のことが、恥ずかしかった」。母の話し方を友だちから指摘され、「授業参観に来てほしくなかった」と手話で伝える小学生の大の姿や、高校受験期に苛立ちのまま、「こんな家に生まれてきたくなかった」と思わず母にぶつけてしまう本当の気持ちとショックを受ける母の表情などが点描のように映しだされる。そして「自分がなにをしたいのか考える」と東京に行くことを家族に告げ、故郷から離れた大は、新たな出会いや違う環境のなかで改めて“きこえる世界”と“きこえない世界”に生きる自分を見つめ直していく。

ムビチケ前売券の発売が7月12日(金)より開始することも決定。ムビチケ前売券(カード)は、一部劇場を除く公開劇場、プレイガイド、メイジャー通販にて販売、ムビチケ前売券(オンライン)はムビチケサイトにて販売される。

“きこえる世界”と“きこえない世界”という2つの世界で生きる大の心の軌跡を描く本作。話題作への出演が相次ぐ吉沢が紡ぐ繊細な物語の公開を楽しみに待ちたい。

文/サンクレイオ翼

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