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もう会社嫌だ。辞めたい…と思いながらも辞められない人の生き方

  • 2024.7.4
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もうこの会社いいわ。辞めたい。頑張っても評価されるわけでもない。出世ゲームからも外れている。人間関係もめちゃくちゃハッピー!という訳でもない。でも…勤めないと生活できないしな~転職もエイヤー!とする気持ちもないしな~動くのもめんどくさいしな~何だかんだで、トータルで考えると条件も悪くなかったり。自分の学歴やスキル、ポジションを鑑みるとステイした方が総合的にはお得なのかもな~という所で働いている人はいないだろうか。はい。

俺だ俺だ俺だーー!(突然のタカトシ)

正に、私でございます。2000年代に研究職としてとある企業に新卒で採用されました。初めは花型の中央研究所に勤続できましたが、数年後、転居を伴う異動を通達されます。同じ技術系でも全く毛色の違う部署。まぁ社内ではFラン部署と噂されるところ。そこで、クソー!と思いながらも着実に実績を重ね、異動して10年ほど経った時、今までの実績が認められたのか、新しく出来た研究室に配属になりました。しかし、そこは『姥捨て山』と陰で言われていた場所でして…何とかそこでも一定の研究成果を出し、現在もガンガン研究を進めています。この間、やっと億単位の研究費をもらうことになりました。誰か褒めて~~さて。分野によりますが、最近の研究は、専門一本ではなくプログラミングやAIを活用できるとぐーんと前に進むんです。今まで鉛筆なめなめで計算していたアレコレを数秒で、凄まじい速度でやってのけてくれるんですよ。そりゃ進まない訳ないですよ。10年以上前。何を思ったのか、「これからはプログラミング、AIの時代がくる!」と予想した私は、自己啓発で学んでいた英語をストップ。数学に切り替えました。小学校算数から全てやり直し、小学生に紛れて数学検定を受け、基礎を養ってからプログラミングの道に飛び込みました(やってみると正直あまり算数もいらなかったけど…)。現在…大したスキルはありませんが、最初に取り組んだおかげで『先行者利益』のような得をしている部分は多々ありまして、「プログラミングやAIといえば『Fらん部署のぽにさん』に聞けば?」と所属企業でも認知されるようになりました。自らの業務もRやPython等のプログラミング言語でコードを書き、自動化させてラクしている所もいーっぱいあります。で、やっぱり芸は身を助ける。AIやプログラミングは転職市場ではとーても歓迎されるスキルの一つです。とはいえ、年齢も微妙になっている昨今の私。数年前にどーしても今の会社が嫌になって転職活動をしました。しかし!常務を始めとする上席にも止められ…なんだかんだでステイすることになりました。あのタイミングで転職をしていれば、転職先にて『次期ポジション狙いの人』で相手にしてくれたかもしれませんが、現在の年齢、40代中頃になると『既にポジション持っている人』じゃないと良い条件では厳しくなってきました。完全にミスった。でもですね、気がついたのですよ。えーっと、最近気が付いたのですが、自分と同い年くらい(40代半ば)で、昭和的な日本企業の課長やそれなりのポジションにいる人って、

そんなに給与高いか?

もちろん昭和的な日本企業ね。外資系は知りませんよ。オイラ、会社に認められています!頑張ります!とプライベートもかなぐり捨てて、進めている方がいますけど、そんなにやっても給与変わらないんじゃないかな~~って。もちろん、私はその立場になったことがないので分かりませんが。めちゃくちゃ手当をもらっていたら、ごめんあそばせ。冷静に配布されている『社内規定』とか一般的な給与アレコレ情報を見てみても、「うーーん。そんなに変わんないんじゃないかな。」って思ってしまったり。結局『勤続年数』や『年齢給』の方が響いていて、個人のスキルや云々はほぼ関係なし。実際、日本ってポジションが1つ上がるごとに給与が倍になったり、3倍になったり…なーんてことはないですもん。でね、そんなヤル気なさそうな意見を述べていてナンですが、私もシャカリキで頑張っちゃっているサラリーマンの1人だったりします。明らかに所属企業の研究員の中では結構実績を残しているほうです。AIもガシガシ利用していますし、IT関連の特許にでも絡んでいます。その実績を残したからこそ、現在、自身の研究に結構な額の研究費を投資してもらっています。しかーし!聞いてください。人事評価ではいつも『平凡』。あの全然やっていない、お喋りばっかりしている人と同じかよ~!と天を仰ぐこともあります。数年前に転職したい…と思ったのもそれがキッカケです。で、この半年くらい実験してみたのです。ん?何の実験ですか?って?ある細胞をフラスコに入れて、ふりふり・・なーんて実験ではないですよ。私自身の

頑張っていた時 vs 心を無にしている時

で比較してみたのです。周囲からの評価を。ここで、頑張っていた時の具体的な行動を箇条書きにします。

【頑張っている時の行動】

■メールは秒で返す■出張したその日のうちに報告書を仕上げる■同僚やプロジェクトメンバーとのコミュニケーションを欠かさない■誰よりも早く、1番に提出物を出す■今日できることは今日終わらす分かりやすい行動を書きましたが、実験や報告書を含めますとそれはそれはよくやっていたと思います(完全に自画自賛)。一方で、心を無にしている時の行動は以下です。

【心を無にしている時】

■メールはその日~次の日に返す■出張した2日後くらいに報告書を提出■締め切りギリギリではないが、目立って早く提出しない■同僚やプロジェクトメンバーとのコミュニケーションは最低限■今日できることもゆとりをもって明日にうん。後者は頑張っている私がみると、完全になめ腐ってるな~とお仕置き行きです。んが!やってなくはない。「あの人の仕事ぶり、終わってるやろ!」というアウトのラインではない。後ろ指さされたりする程、サボっていない。でも、明らかに前者のそれとは違う。そうすると、評価はどうなったか?半年後の査定時の結果は?ドルるるるるルルルル・・・ダン!

変わらず、平凡

出ました!何しても平凡な評価が!なんなら、「最近、元気ないね。どうしたの?仕事振る量を減らそうか?」と心配してもらえるくらい。でも、元々チキンな性格なので、このままじゃ落としてるってバレる?マズイかも?と思い、こう返します。「元気ですよ。仕事量はこのままで良いですが、一つ一つの難易度が高いので少し技術の納期は遅れます。申し訳ございません。」平謝り。相手もなぜか超納得してどこかに行く。怒られることもない。納期遅れるって言ってるのに。ちなみに、給与日に振り込まれる給与は、以前(頑張っていた時)のそれと変わらない。私が気合を入れて取り組もうと、そうでなかろうと何も変わらないのです。そうなってくると、後者の方が得だよね~と思うのが人情。でもね、これをすると『ラク』にはなるけど、会社に時間を献上しているだけで、全然楽しくない。今までは会社に『やりがい搾取』されていたけど、『やりがい』を感じるアレコレを自ら削っているため、いよいよ、時間搾取だけされている気分。そうなると、たのしくない。たのしくない。たのしくないーーともう一人の私が叫び出す。このまま定年まで何となく働くの?どうなの?結構長いぞ。他の選択肢ってあるの?ワーワーワーーー まぁ、落ち着け。自らに自らで諭す。まずは実験期間でしょ。心もきっと疲れているのだ。どうやら、今までの信頼貯金もあるようです。みんな、本人が以前よりも頑張っていないことに気がついていない。これを逆手に取るのも悪くない。長期間休む訳ではないけれど、『心を無にしてただ働いている』という期間も人生の中にあっても良いかもしれません。どこかの会社に所属するという安全地帯に身を留めながら、残りの『現役時代』に何をしたいのか。次の一手をどうするのか、今一度、考えてみる。それが決まってから転職や退職に動いても良いではないか。なんせ、ベテランなんですもん。ベテランなりの戦略で、進みましょうか。ではまた!

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