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京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」

  • 2024.7.4
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京都の東福寺、泉涌寺近くにある「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵(みふじあん)」。昭和初期に創業、あんこひと筋に京菓子店を支えてきた卸の製餡所が、2023年11月に開店した“あんこ”カフェです。 あんことトッピングを組み合わせて新感覚のもなかやあんパンを作れるメニューで、あんこを使ったおいしい食べ方の新しい提案を、体験してみませんか。

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」

長年のファンが多い「味不二庵」の新展開

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
(左)コインパーキング奥の階段を上ってエントランスへ(右上)2階のイートインスペースからは電車が見えるのも人気(右下)買い物ができる1階でまずはメニューのオーダーを

京菓子の名店を支えてきた卸、株式会社イマムラが、「もっと“あんこ”のおいしさを広めたい」と「味不二庵」をオープンしたのが1989(平成元)年のこと。せんべいとあんこを別々で販売する名菓の京もなかを、気軽に買える店として和菓子好きに知られる存在でした。

それから数年、若い方にももっとあんこ好きになってほしいと、2023年、以前倉庫だった場所に販売店を移し、一緒にカフェをオープン。あんこのおいしい食べ方を知る、イートインメニューが充実しています。

あんことトマトなど新感覚の選べるメニュー

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
三富士もなか&+ドリンクセット 1850円(税抜)。ブランチがわりになる三富士あん&パン+ドリンクセットも

メニューには、せんべいと呼ばれるもなかの皮かパンを選べて、果物などのトッピング、またソフトクリームと、それぞれあんことの組み合わせを存分に楽しめます。

一番人気は「三富士もなか&」。以前からの京もなかを新しいスタイルで味わえます。せんべい2枚、あんことトッピングを各1種(イートイン660円、テイクアウト648円)などがあって、せんべいの代わりに丸いパンがつく「三富士あん&パン」もあります。

バラエティに富んだ種類豊富なあんこを選ぶ

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
上段左からカシス・白桃・キウイ、中段左からミルク・パッションフルーツ、下段左からマンゴー・ブラッドオレンジ・フランボワーズ

あんこは、定番3種とカフェ限定3種が店頭に並びます。

定番は、小倉あん、こしあん、白あんです。カフェ限定は、5月半ばから新しくなったミルクやフルーツ系を使ったあんこがあり、こちらから3種の、合計6種類の中から好きなあんこを、メニューに合わせて選びます。

ちなみにカフェ限定は、11月頃から抹茶あん・焙じ茶あん・味噌あんなどが登場します。

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
トッピング6種。上段左から柑橘系の紅まどんな・トマト・バター、下段左からピーナッツ・クリームチーズ・パイン

トッピングには、バターやクリームチーズなどのオーソドックスなものから、パインや柑橘系の紅まどんなといった新感覚のものもあります。あんことトッピングの組み合わせを考えながら、どれにするか選ぶのが楽しい時間です。

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
あんこに合うパンで、小倉あんとピーナッツ、紅まどんな、トマトをのせて

いろんな味わい方が楽しめますが、新感覚と人気なのは小倉あんとトマトの組み合わせです。もちろん、味が想像しやすいあんバターを楽しむのも良し、小倉あんとパインの意外な組み合わせも良し。スタッフの方に聞きながら、おいしい組み合わせを見つけてみましょう。

スプーンであんこをすくいながら味わう

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
三富士あん&ソフト550円(テイクアウト540円)

ミルクたっぷりで味わい深いソフトクリームの中に、あんこを入れたメニューもあります。これもあんこ6種から、好きなものを選べます。ソフトクリームの甘さが控えめなので、さっぱりと味わえます。月曜日はハッピーマンデーで、少しお得に味わえるそうですよ。

ほかにも、パリパリのせんべいにあんこを1種サンドした、三富士もなか300円(税抜)。コーヒーや紅茶、焙じ茶に、りんごジュースなどのドリンクも用意されていて、単品なら500円(税抜)、セットなら350円(税抜)です。

夏期限定の雪山みたいなかき氷も登場

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
夏期限定のあん&氷715円。イートイン限定メニュー

かき氷メニューも始まっています。真っ白い雪を表した練乳パウダーがほのかに甘い、さっぱりとおいしいかき氷は、小倉あんかこしあんのどちらかを選べます。ふわふわで軽く口どけの良い氷とあんこの絶妙な組み合わせです。

もっと味変を楽しみたいなら、オプションでせんべいやパイン、紅まどんななどを一緒にオーダーしましょう。

帰りにはおみやげも買える

京菓子の名店を支える製餡所による新展開♪ 自由な発想のあんこメニューが楽しめる「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」
手前の小さな缶は、ファンが多い夏の水ようかん

そもそも卸のあんこ専門店なので、厳選した小豆を使うおいしいあんこを買い求める人も多いお店。帰りには1階でおみやげを買うのもおすすめです。

あんことせんべいは別売りになります。
北海道産アカネ大納言を地下水でじっくりと炊き上げた「小倉あん朱里」、ていねいに漉して仕上げる「こしあん福寿」、あっさりと仕上げた「白こしあん」の3種のあんこから好みを選び、滋賀県産もち米の羽二重米粉を使いパリッと香ばしく手焼きした「三富士せんべい」と一緒に。どちらも缶入りで日持ちがします。

ほかにも夏は水ようかん、秋冬にはお餅付きのぜんざいやおしるこ、秋口から春先は甘納豆の丹波かのこもありますよ。

京菓子に繋がるあんこの世界。和菓子好きはもちろん、「あんこcafe Mifuji & / 味不二庵」のあんこは、あっさりと上品なおいしさがあるので、甘味が苦手な方にも好評です。東福寺や泉涌寺などのおまいり帰りに、立ち寄ってみませんか。

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