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家族を奪われた則雄とばあちゃんの復讐劇がはじまる…『サユリ』本予告&本ビジュアル

  • 2024.7.4
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押切蓮介原作&白石晃士監督のホラークリエイタータッグが放つ『サユリ』(8月23日公開)。このたび、本作の本予告、本ビジュアル、場面写真が解禁された。

【写真を見る】主人公、則雄とばあちゃんの表情が目を引く本ビジュアルが到着

【写真を見る】主人公、則雄とばあちゃんの表情が目を引く本ビジュアルが到着 [c]2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス
【写真を見る】主人公、則雄とばあちゃんの表情が目を引く本ビジュアルが到着 [c]2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス

押切のホラー表現到達地点と呼ばれる同名ホラー漫画を原作に、夢のマイホームへと引っ越したとある一家が不可解な現象に襲われる姿を描く本作。原作者の押切にとって、自身の作品の中でも「一番好き」と語るほど思い入れのある作品だ。監督を務めるのは、『貞子vs伽椰子』(16)や『不能犯』(18)などを手掛けた白石。

今回、本作の本予告が解禁。「夢のマイホーム天国へようこそ!」と父、昭雄(梶原善)の言葉とともに神木家は笑顔で新居に足を踏み入れる。そんななか、主人公の則雄(南出凌嘉)の弟、俊(猪股怜生)だけはその“家”に違和感を持ち「兄ちゃん、ここ、ちょっと怖い」と表情をこわばらせる。その言葉通り、夢のマイホームはただの“家”ではなかった。食事中に誰もいないはずの空間に向かって「なにがおかしいんじゃ!」と睨みを利かせる認知症の“ばあちゃん”(根岸季衣)や、隣人から「誰が住んでもすぐに出て行っちゃうのね」と良からぬ噂を耳にする則雄など不穏なシーンが続いていく。少女の無邪気な笑い声が響くなか、「この家には―”何か”がいる」というコピーが浮かぶ。

姉、径子(森田想)が寝るそばで巨大な影が姿を見せた途端、憑りつかれた顔つきで弟の頭を激しく柱に打ち付けるショッキングな場面も。ほかにも祖父、章造(きたろう)が家族の前で突然倒れる場面や、必死に隠れる則雄の元へゆっくりと近づく少女の足、目を見開き少女の前で立ち止まる父の姿なども捉えられている。則雄の同級生で霊感のある住田(近藤華)が「絶対出て行って…出ていかないとみんな…」と必死に訴えるも、すでに遅く、「必ず死ぬ」の言葉通り、思わず目をそむけたくなる生気のない父の顔が画面いっぱいに映しだされる。

そして、家族を失い絶望に打ちひしがれる則雄の前に現れたのは、「すっかり目が覚めてしもうたわい」と力強い顔で話すばあちゃん。全く違う様子のばあちゃんに戸惑いながらも覚悟を決めた様子の則雄は、「祓って済ませるつもりはねえ 地獄送りにしてやるんじゃ!」と叫ぶばあちゃんとともに、家族を奪った“呪いの根源サユリ”に復讐を誓うのだった。

さらに、則雄とばあちゃんこと春枝の表情が印象的な本ビジュアルも公開。背後に佇む少女の影に恐怖の視線を向ける則雄と、落ち着きながらも深刻な表情を浮かべるばあちゃんの姿とともに、「見せてやる、極上の地獄を―」というキャッチコピーが添えられている。

驚きの表情を浮かべる則雄の視線の先に映る人物とは? [c]2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス
驚きの表情を浮かべる則雄の視線の先に映る人物とは? [c]2024「サユリ」製作委員会/押切蓮介/幻冬舎コミックス

あわせて神木家の不穏な様子を切り取った場面写真も解禁された。解禁されたのは、新しい生活に夢を膨らませる神木家の一家団欒中に、険しい顔で上階の一点を見つめるばあちゃんや、則雄と同級生の住田が浮かばない表情で話し込む場面、怪しい笑みを浮かべる、認知症のばあちゃんがこちらに向かってくるシーンや部屋の窓からこちらを遠目に見つめる姉の径子など、どこか違和感を覚えるシーンを切り取ったもの。

ほかにも不吉な現象に悩むる径子のそばに姿を見せる謎の少女らしき人影や、異様に散らかった部屋に困惑する父、昭雄、目の前に現れる人影に驚愕する則雄など、本作の全貌に期待が膨らむ場面写真が解禁された。

また、7月18日(木)~8月4日(日)にてカナダのモントリオールで開催される北米最大のジャンル系映画祭、第28回ファンタジア国際映画祭に本作が正式出品されることが決定した。

幸せな一家を襲うサユリの怨念と、家族を奪われ復讐に燃える則雄とばあちゃんの戦いを描く本作。はたして則雄とばあちゃんは、呪いの根源であるサユリに打ち勝つことができるのか?本作の公開を楽しみに待ちたい。

文/サンクレイオ翼

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