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酒飲み必見!?国税庁による「酒のしおり」の情報量が凄すぎる

  • 2024.7.5
国税庁の「酒のしおり」がすごい 出典:Togetterオリジナル

Xを眺めていたら、「酒飲みは全員読んでください」というコメントともに、国税庁のホームページのURLを貼り付けたポストが流れてきた。

リンクを踏むと酒のしおりという資料を閲覧できるページに飛んだ。「ほーん、どれどれ」と思って開いてみたら、とんでもない情報量がまとまった代物だったので、ご紹介したい。

日本のお酒に関するあらゆる情報が載っている

「酒のしおり」は国税庁が毎年公開している、日本の酒類産業に関するあらゆるデータをまとめた資料だ。2024年の6月に公開された令和6年版は、PDFで実に150ページにも及ぶボリューム。

資料の序盤では、日本における酒類市場の動向・傾向の分析にはじまり、酒類業界が直面している課題の説明や、国としてどんな方向性の施策で酒類業界を盛り上げていこうと考えているのか、といった酒類市場の概要を説明している。

その後は酒類産業に関するさまざまなデータが続く。たとえば、「酒類消費量の推移表」というデータでは、各お酒ごとの消費に関する情報が示されている。「2012年に比べて清酒の消費量は3割以上減っているが、逆にウイスキーは8割弱も増えている」といった、お酒の種類ごとの消費の傾向の変化などが分かって興味深い。

酒の消費量がまるっと分かる(国税庁「酒のしおり」44頁より) 出典:Togetterオリジナル

さらに都道府県別の各酒の消費量も出ており、「清酒の消費は新潟県が突出しているなぁ。さすが米どころ」「焼酎は九州だとやっぱ宮崎と鹿児島の消費量が多いなぁ」といった比較もできる。

統計のデータだけでなく、ほかにも「製法品質表示基準」のページを見れば、「各お酒がどんな成分から成り立っているのか」「お酒を売るにあたってどんな条件をクリアしないといけないのか」といった情報が整理されていたり、「酒類の製造工程図」では清酒、蒸留酒、ビールなど各お酒の製造工程を分かりやすい図で示していたりと、とにかく「日本におけるお酒に関する情報はだいたい網羅してるんじゃないか」というくらい詳細な資料だ。

ビールってこんな工程で作られてるんだ(国税庁「酒のしおり」21頁より) 出典:Togetterオリジナル

主に酒類製造・販売に関わる業界人向けに作られた資料と思われるが、仕事でのお酒に関する資料の作成や、学校での調査課題、果ては創作への活用など、一般の人にとっても有意義に活用できそうな情報の宝庫だ。このクオリティのデータを無料で閲覧・ダウンロードできるんだからすごい。

気になった人は、国税庁のホームページから覗いてみては。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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