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「若者の81%は運動不足」と判明! どう解消する?【WHOとIOCが発表】

  • 2024.7.4
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下降傾向の反転を目指す、オリンピックの新しいキャンペーン。

K.C. Alfred

世界保健機関(WHO)の調査によると、思春期の少年少女の81%は健康維持に必要な運動量を満たしていない。特に少女は運動不足の傾向が強く、少年の78%に対して少女の85%は、WHOが推奨する1日に少なくとも60分の適度~激しい運動(ブリスクウォーキングやスポーツの試合など)をしていない。

そして、オリンピックへのカウントダウンが始まる中でIOCは、運動の壁を打ち破り、若者の体と心の健康状態を改善することを目的として、この計画を発足させた。

EThamPhoto

IOCによると、「Let's Move and Celebrate」と名付けられた同計画は、#LetsMoveというハッシュタグを付けてダンスの動画を投稿することで、若者にオリンピックを盛り上げると同時に運動不足を解消してもらう仕組みになっている。また、この計画には、アスリートであろうとなかろうと、誰もが運動の機会を与えられるべきだというIOCのメッセージが込められているという。

WHO事務局長のテドロス・アダノム博士は次のように語っている。「オリンピックは確かに世界屈指のアスリートたちが人間の身体能力を披露する場ですが、オリンピック選手じゃなくてもアクティブな生活を送ることは可能です。WHOは、健康のためにもっと体を動かすよう、あらゆる年齢の人々に働きかけるLet's Moveキャンペーンを通して、IOCと再びパートナーシップが組めることを誇りに思います」

The Good Brigade

体操のノエミ・ロメロ選手、ラグビーのエドゥアルド・ロペス選手、トライアスロンのアリステア・ブラウンリー選手、アルペンスキーのリンゼイ・ボン選手も、このキャンペーンを支持している。この計画の仕掛け人の1人で、オリンピックのトライアスロンで二度も金メダルを獲得したブラウンリー氏は次のように述べている。「Let's Moveは、動くことの楽しさとシンプルさを全ての人に示してくれる素晴らしい計画です。体を動かすことは私たちの健康に不可欠な要素ですから、オリンピックにおける動きがきっかけとなり、フィットネスのレベルに関係なく、みんなが自分なりの方法で体を動かすというのは素晴らしいことですね」6月23日のオリンピックデーには、110の国内オリンピック委員会が力を合わせ、世界各地で運動のアクセシビリティとインクルーシビティを高めるためのイベントを開催する。※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Kate Neudecker Translation: Ai Igamoto

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