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グルマン温故知新:大塚〈マンション台北〉夜市の屋台気分でかっ込むプチ丼が旨い

  • 2024.7.4
グルマン温故知新:大塚〈マンション台北〉夜市の屋台気分でワシワシかっ込むプチ丼が旨い

マンション台北(大塚)

夜市の屋台気分でワシワシかっ込むプチ丼が旨い

店のある大塚の一角は、ベトナム国旗と中国語があちこちに。まるで、アジアの街角のよう。1階にベトナム食材店が入る古いマンションの2階の重いドアを開けると、そこはまさに台北の“怪しい”食堂だった。

緑の丸いタイルが張られたテーブルに座って、カウンター上の中国語のメニューを眺めてもチンプンカンプン。でも、安心してください。手元のQRコードを読み取れば、写真付きのメニューが登場する。

爌肉飯
見た目、強烈。ぐるぐる巻きの豚バラ肉煮込み“コンロー”がドンとのっかったご飯。皮付きの豚バラ肉を丁寧に下ごしらえし、ほぐれるほど軟らかく煮込んだもの。1人分140〜150g。ご飯は200g。甘辛味のたれがご飯とよく合う。大きく見えるが丼ではなくご飯茶碗。単品790円。ランチセット1,100円。
蒜泥白肉
ゆで豚のニンニクタレ620円。豚バラ肉をゆでて皮を取り、薄切りに。たれはクコの実、陳皮、シナモン、八角などのスパイスに、独特の香りの草果を加えることで、より現地の味に。ビールを飲みたくなる。
猪油葱拌麺
汁なし葱和え麺530円。猪油とはラードのこと。ラードで揚げたネギの香りが食欲をそそる和え麺だ。シンプルな料理だけに、麺のゆで加減も重要。ドンピシャなゆで上げに拍手。青ネギとともに熱々をよく混ぜて。

この店、江戸川橋〈フジコミュニケーション〉や白山〈オルソー〉で台湾ストリートフードのムーブメントを起こしたグループの新店舗。ワンオペでもすぐに提供できる煮込みを中心に展開する。「魯肉飯は定番になりつつあるので、次なる旨い飯、肉飯をぜひ」と西村欣晋店長。ご飯にのった豚バラ肉煮込みがインパクト大。豚足煮込みや和え麺も現地の味。

夜は、台湾ビールやナチュラルワインとともに味わおう。

大塚〈マンション台北〉夜市の屋台気分でワシワシかっ込むプチ丼が旨い
テンポよくワンオペで調理をこなす西村店長。フジコミュニケーショングループの重鎮である。
大塚〈マンション台北〉夜市の屋台気分でワシワシかっ込むプチ丼が旨い
まるで台湾な内観に心華やぐ。

Information

マンション台北

JR大塚駅南口から徒歩4分、東京メトロ新大塚駅2番出口から徒歩6分。2023年12月4日オープン。ランチは単品もあるが、品のいい無化調スープと小鉢が付いたセットも。人気のコンローハンセット1,100円、豚肉を揚げたパイコーハンセット1,000円など。夜は小皿料理をつまみにワインとビールで。すべてキャッシュレス決済。グラスワイン赤・白・ロゼ各900円〜、台湾ビール660円。キュウリの冷菜450円、豚足の煮込み(ひづめ330円、関節390円)など。カウンター6席。テーブル4卓12席。

住所:東京都豊島区南大塚2−40−11 ロマン第1ビル2F
TEL:03-6902-2081
営:11時30分~14時LO、17時30分〜21時LO
休:火曜・水曜

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