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アーティストの視線がとらえた“ものづくり”の美学とは──ヴァレクストラ × fumiko imanoが期間限定の写真展を開催

  • 2024.7.3

「Inside of the Edges and Lines_fumiko imanoの双子が覗いたヴァレクストラのアトリエ」は、1937年に創業したラグジュアリーレザーブランドのValextra(ヴァレクストラ)と、幼少期をブラジルで過ごし、ロンドンでファインアートファッションフォトを学び、現在は日本を拠点に活動しているアーティストのfumiko imano(フミコ・イマノ)のコラボレーションによる写真展だ。ヴァレクストラのアトリエの内部を捉えた写真作品が世界に先駆けて公開する。

セルフポートレートに双子の存在を重ねたファンタジーティックな作品で知られる写真家であるイマノはヴァレクストラのアトリエに滞在し、職人たちの日々のものづくりを記録。その過程で浮かび上がってきたのは、“現実”と“非現実”が交差する独特の世界観だった。

ヴァレクストラの代表的な工程である「Costa」(革の断面に黒インクを塗る手仕事)の跡が、イマノの写真作品のエッジラインとして現れ、そこから双子が別の空間を覗き見るかのようなインサイドストーリーが誕生。まるで家族のアルバムのような「リアル」な瞬間を切り取り、同時に異次元への扉を開くかのような不思議な空間が広がる。

会場では、イマノの写真作品とともに、ヴァレクストラの職人が実際に使用しているツールや家具、そして工房の音環境が一体となったインスタレーションを展開する。

ヴァレクストラのクラフツマンシップと、イマノの感性が織りなす、新しい“ものづくり”の美学とは──。革製品の背景にあるストーリーに光を当てる、魅力的な試み、お見逃しなく。

会期/7月6日(土)〜15日(月・祝)

場所/21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン

開催時間/10:00~19:00

入場料/無料

問い合わせ先/ヴァレクストラ ジャパン 03-5615-2379

https://www.2121designsight.jp/gallery3/Inside_Edges_Lines/

Text: Aya Hasegawa

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