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合皮が剥がれた時の補修方法 ボロボロ靴やひび割れバッグなど合成皮革の劣化に

  • 2024.7.3
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合皮がボロボロ。剥がれる原因は?

イエコレクション iecolle

合皮の原料であるポリウレタンやポリ塩化ビニルは、空気中の水分やホコリ、紫外線などに触れて表面が劣化してゆきます。
次第にひび割れや剥がれ、べたつきが起こりはじめるため、合皮の寿命はおよそ3年と短め。
「ほかの部分はきれいでまだまだ使えるのに、合皮だけ劣化してしまった」という場合は、処分する前に補修に挑戦してみましょう。
セルフの修理でも、意外と簡単に剥がれが目立たなくなるものです。

剥がれた合皮を補修する前にやるべきこと

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補修する前に、まずは粘着テープで剥がれた合皮を取り除きます。
一度に全部取ろうとすると、勢いできれいな合皮の部分まで剥がしてしまうことがあるので、少しずつ行いましょう。
カッターなどで切り込みを入れて補修が必要な範囲を囲んでおくと、余計な部分まで表面を剥がれる心配が少なくなります。

ひび割れなど、剥がれた合皮の補修方法

代表的な合皮の補修方法をチェックみましょう。
補修するアイテム、補修箇所の大きさや傷み、ひび割れの度合いによって、適した補修方法は変わってきます。

靴やバッグに補修シートを貼る

範囲が広い、劣化が激しいジャケットやバッグでも、簡単に補修できるのが補修シートを使った方法。
伸縮性があるので曲面も簡単かつきれいに貼れます。
補修シートはソファなどに適した幅広タイプや、バッグのふちのように細い場所に最適なテープタイプなど種類も豊富です。
補修する箇所に合わせて選びましょう。

マニキュアで劣化した合成皮革を補修する

直したいものと売っている補修シートの色が合わない場合は、剥がれた部分にマニキュアを塗る方法もおすすめ。
複数の色を混ぜれば色の調整もできます。
皮革用のレザーマニキュアが理想ですが、目立たない部分や小さな剥がれに使うなら、安価なネイル用マニキュアを使ってもよいでしょう。

補修スプレーやクリームを活用する

浅い傷や小さな剥がれ、色あせなどには、皮革用の補修スプレーや靴クリームもおすすめです。
補修スプレーやクリームは、合皮だけでなく本革製品や布、プラスチックや木材など、使える素材が多いため持っていて損のないアイテム。
補修範囲が広い場合はスプレー、狭い場合はピンポイントで塗りやすいクリームが便利です。

ボロボロの場合は修理専門店に依頼する

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剥がれがボロボロでひどい場合は、専門店に修理を依頼してみましょう。
断られてしまうこともありますが、店に依頼できれば自分で直すよりもきれいに補修してもらえます。
ネットで専門店を探す場合は店のHPで修理事例を見て、どんな処置を行うのか、仕上がりはどうなるのかも確認してください。

合成皮革を長持ちさせる方法

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合皮が剥がれてくるのを完全に避けることは残念ながらできませんが、それでも少しでも長持ちさせたいもの。
ここでは合成皮革を長持ちさせる方法や劣化を遅らせるためのコツをいくつか紹介します。

ソファは直射日光の当たらない場所に置く

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合皮は紫外線に弱く、直射日光に長く当てることは劣化を早める原因になります。
日の当たる窓際に置かれた合皮のソファは、そのままにしておくと数年で表面がボロボロに剥がれてしまうかもしれません。
なるべく日の当たりにくい場所に置く、カバーをかぶせておくなどの工夫をしましょう。

ジャケットなど衣類や靴は多温多湿を避けて保管

合皮のジャケットや靴にとって、汗・雨などの水分は大敵。
濡れてしまったら放置せずに拭き取り、その後しばらくは風通しのよい涼しい場所に置いて水分を飛ばしましょう。
また普段の収納も、高温多湿になる場所はよくありません。
ジャケットや靴をしまうクローゼットの中には乾燥剤を入れておくとよいでしょう。

コーティング剤や防水スプレーで予防する

店で合皮製品を購入したら、使う前に防水スプレーや汚れ防止のコーティング剤などをかけておくと、きれいな状態を長く保てます。
ただし、ものによっては合皮に使うと白いシミが出る場合があるので注意。
合皮専用のスプレーを使う、まず目立たない場所に少量つけてみるなど、注意しながら使いましょう。

まとめ

水分や紫外線などで劣化しやすく、寿命が短い合皮のジャケットや靴。
傷や劣化による色あせ、剥がれを目立たなくするためには、合皮シートやレザーマニキュア、スプレーやクリームなどを使って補修するとよいでしょう。
また劣化のスピードを遅らせ長持ちさせるため、定期的にコーティング剤や防水スプレーを使って保護するのもおすすめです。
記事を参考に、お気に入りの合皮アイテムの補修に挑戦してみてください。

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