コスト0円。痩せ体質になるためにいますぐできる6つの生活習慣

エクササイズ科学者で『The Body Fat Breakthrough』の著者であるエリントン・ダーデン博士によると、｢スリムな体を取り戻し、健康なライフスタイルを続ける上で大きな違いを生み出すのは、だいたい小さなこと｣

今回は、そのダーデン博士が、ダイエットをしてリバウンド防ぐための秘策を教えてくれた。ここで紹介する小さな生活習慣を取り入れて数ヵ月過ごすことができれば、きっと痩せ体質を手に入れて、2度と太らない体になるはず。

仲間を見つける

ダーデン博士によると、｢責任感が湧くと、人は軌道を外れない。パートナーとワークアウトすれば、エクササイズをサボってしまう確率も少なくなる｣。一緒にジムに通い、頻繁にメッセージのやりとりをし、困難や失敗を共有できる仲間を見つけよう。

相手が見つからないなら、SNSでのつながりでもOK。｢2012年2月に、私が主催するオンラインプログラムBody Fat Breakthroughが始まったとき、65名の参加者全員がネット上のコミュニティに参加した。それが多くの参加者の脂肪燃焼と筋肉増強につながったんだ｣。彼のプログラムメンバーは、フェイスブックを使って質問し合い、レシピをシェアし、進捗状況を語り合った。有料のプログラムに参加しなくても、ダイエットやヘルシーなライフスタイルのモチベーションを与えてくれる人をフォローし、日々刺激をもらうことはできる。

環境を見直す

食べ物が置いてあるのは、冷蔵庫だけじゃない。オフィスの引き出し、車の中、はたまた寝室にもスナックがあるのでは？ まずはその環境を見直そう。｢誘惑が避けられる環境に作り変え、最も手軽なスナックをヘルシーなものに変えるんだ｣ とダーデン博士。例えば、冷凍庫。フローズンフルーツを手前に置き、アイスクリームを奥の方へ押しやる。職場のデスクでも、アンヘルシーなスナックを手が届かない場所に移すだけで、間違った選択を未然に防ぎやすくなる。

背筋を伸ばす

体重を減らしたくても、今の体には誇りを持たなきゃ。姿勢をピンと伸ばし、胸を張って歩こう。ダーデン博士によると、｢背筋を伸ばして立つだけで、猫背でいるよりカロリーが燃えるし、体も引き締まって見える｣ そう。もっと背筋を伸ばすには、頭のてっぺんに紐が付いていることを想像しよう。座ったときも、立ったときも、歩くときも、肩を下げてリラックスさせ、この紐が上に引っ張られている感覚をキープして。

すぐに諦めない

ポテトチップス1枚だけの予定が、いつの間にか1袋食べてしまった。そんな日もある。ダーデン博士によると、｢食事プランから外れてしまっても、翌日は再び軌道に乗る｣ のが大切。“一度失敗しちゃったからもう台無し。もう諦めようかな” なんて言わないこと｣。チップスの袋を半分も食べるのはオススメできないけれど、それでも1袋食べてしまうよりカロリーは少ない。それに、｢誰だって小さな間違いはある。でも、最終的に勝つためには一食ずつ、一日ずつ、一週間ずつの積み重ねこそが大切｣。つまり、1回の “過ち” がダイエットの成功を左右するわけではないということ。

誘惑を断る勇気をもつWomen's Health

友人に誘われて、ついついジャンクフードを食べたり、飲みすぎたりすることは誰にでもある。でも、「ビールはやめておくね」「揚げ物じゃなくてサラダにするね」と、誘惑を断り、ヘルシーな選択肢を選べるようになるのも、痩せ体質になるためには大切。断ることに慣れていないなら、練習してみよう。｢練習をすればするほどノーと言うのが楽になり、自制心も強くなる｣。ダーデン博士いわく、実際にノーと断言する習慣を身に付けるには、ノーを50回繰り返すのがいいそう。｢うーん、どうしようかなぁ｣ とか ｢やめておくべきだよねぇ｣ といった煮え切らない発言はNG。心の底から本気で「ノー」と言って。

はっきり言うべきセリフはノーだけじゃない。ヘルシーな食事には威勢よくイエス！ と言うことで、気分が良くなり、新たなライフスタイルも続けやすくなる。

食べたくなったら歯を磨く

｢今度無性にお腹が空いたら、歯を磨いてみて｣ とダーデン博士。本当はおなかが空いていなかったり、ちょっと口寂しいだけなら、口内にミントの香りを充満させるだけで、一時的な食欲を撃退できる。これは甘い物に目がない人には特に効果的なテクニック。

ダーデン博士によると、｢何か甘い物が欲しいときにピリッとする歯磨き粉で歯を磨くと、甘い物が一時的に苦く感じるようになる｣ そう。歯磨きセットを持ち歩き、仕事中に甘いものが食べたくなった時も試してみて！

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

※この記事は、当初2018年に公開されたものを再編集しました。Text: Julia WestbrookTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images