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京都でロングラン開催中、村上隆の大規模展に「新作16点」

  • 2024.7.3
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世界的な現代美術家・村上隆氏の8年ぶりの大規模展覧会『村上隆 もののけ 京都』が、「京都市京セラ美術館」で約8カ月間のロングランで開催中。閉幕まで残り2カ月余りとなった7月、新たに16点の新作が追加展示される。

2月2日に開催されたメディア内覧会での村上隆氏

展示は大きく6つの部屋に分かれており、入ってすぐに目玉作品のひとつ『洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip』が出迎えてくれる。ユニークなのが、画面を覆う金色の雲をよくよく眺めると、金箔の中に無数のドクロを発見できる点。京都近郊に存在した葬送地のひとつ鳥辺野(とりべの)で感じた「この世とあの世」を表そうとしているという。京都の煌びやかな表層だけでなく、深層にうごめく「もののけ」が感じられる。

《村上隆版 祇園祭礼図》協力:細見美術館 Gion Sairei-zu Takashi Murakami Ver. (detil/Design data), Cooperation: Hosomi Museum 2024

そのほか、江戸時代に京都を中心に活躍した俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一ら絵師たちの代表作を独自解釈し、再構築した新作や国内初公開作品など、見逃せない作品が約170点、うち9割近くが新作かつ大作ばかりとなっている。

《金閣寺》 デザインデータ Golden Pavilion 2024, H822×W661 mm (Design data)

そして7月に、新たにお披露目される新作は、『洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip』に対峙するように、全長約10mの新作『村上隆版 祇園祭礼図』や同展の最後の部屋「五山くんと古都歳時記」に、『金閣寺』、川端康成の小説から着想した『「古都」にて「片腕」』など16点が、7月9日より登場する。

京都市美術館開館90周年記念展『村上隆 もののけ 京都』は、「京都市京セラ美術館 新館東山キューブ」にて9月1日まで。料金は一般2200円ほか、詳しくは公式サイトにて。

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