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「朝したことを夕方には忘れる」変化にいち早く気づいたのは母自身|母がアルツハイマー型認知症になった。

  • 2024.7.3

このお話は、著者・まゆん(@mayun4311)さんの父の目線で描かれています。ある日突然、母に「医者からアルツハイマー型認知症だと言われた」と告げられたエピソードをつづったストーリー。母の認知症が判明するまでは、家族みんなで穏やかな日常を過ごしていたのですが…。『母がアルツハイマー型認知症になった。』第4話をごらんください。

母の家とは、通路一本でつながっています。長女と次女は頻繁に母の家へ遊びに行くため、子どもを通して母の様子を知る機会が多くありました。そして、ある日突然聞かされた母の異変。日常が変化し始めた瞬間でした…。

変わっていく家族のカタチ

著者・まゆんさんの父親の視点で描かれる本作。まゆんさんの祖母が認知症を発症したことがきっかけで、家族の日常に変化が訪れます。病気で変わっていく親の姿を目の当たりにし、受け入れがたい現実と闘うまゆんさんの父。さまざまな考えを巡らせた結果、妻と子どもを守るため「母を施設に入れる」という決断を下します。

「誰も悪くない」という言葉が印象的な本作。いつもニコニコしていた妻が、介護が始まってから余裕をなくす…そんな過酷な状況が伝わります。また、おばあちゃんが大好きだった子どもたちの悲しそうな表情も印象的でした。

誰にでも起こりうる介護の問題。赤裸々につづられた家族のお話から、改めて「家族の幸せ」について考えさせられるエッセー作品です。作品を読むことで、多くの方が今目の前にある幸せの尊さに気づくことができるでしょう。

著者:ももこ

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