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面白すぎて放心状態に…史上最高のスーパーヒーロー映画(5)「最後なんて寂しすぎる」完璧なエンディングとは?

  • 2024.7.3
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スター・ロード役を演じたクリス・プラット【Getty Images】

マーベル・コミック、DCコミックスをはじめ、長年根強い人気を誇っている「スーパーヒーロー映画」。”勧善懲悪もの”は勝利することが分かっている。なのにハラハラしてのめり込み、観終わった後に「正義とは何だろうか…」と哲学に耽ってしまう。今回はそんなスーパーヒーロー作品をピックアップしてお届けしたい。第5回。(文・ジュウ・ショ)

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『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:vol.3』
製作国:アメリカ合衆国
監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン
出演:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、カレン・ギラン

【作品内容】

サノスとの闘いで最愛の恋人ガモーラを失ったショックから立ち直れない主人公ピーター。そんな彼が率いる銀河一の落ちこぼれのヒーローチーム「ガーディアンズ」は、本拠地ノーウェアで暮らしていた。

ある夜、全身が金色のアダム・ウォーロックに奇襲され、応戦するもロケットが重傷を負い、命を失う危機に陥る。その上、ロケットの身体にはキルスイッチが埋め込まれていたため治療をすることができない。ロケットの命を救う重要な鍵は、彼の過去に隠されていた…。

【注目ポイント】

言わずと知れた『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』シリーズの最終章だ。マーベルコミックス発の超人気シリーズである。シリーズ全体の興行収入は全世界で合わせて約7億7千万ドルと驚異的な数字を記録している。3作品とも歴代興行収入ランキングTOP100にランクインするほどの人気っぷりだ。

今シリーズは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に含まれる作品だが、他作品に比べて圧倒的にコメディ要素が多い。スター・ロード、ガモーラ、ロケット、グルート、ネビュラ、マンティス、ドラックス、クラグリンなどのメンバーが、まるで家族のような掛け合いを見せる。

2023年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:vol.3』はその最終章だ。今作の真の主人公はアライグマのロケットだ。彼の過去が色濃く描かれており、シリーズとしては珍しく少しシリアスな雰囲気も多く描かれている。

1作目、2作目をはじめMCU全体を通してキャラクターに愛着を持っているからこそ、大人でも泣けてしまう。シリーズの完結作品には批判的な意見も多く見られるが、今作に関してそれがほとんどない。「これで最後なんて寂しすぎる」という声が圧倒的に多く、完璧なエンディングだったといえる。

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