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マイクロチップを巡って混戦…オーエン・マッケン“ギャヴィン”らにピンチが訪れる<「ラ・ブレア」シーズン3>

  • 2024.7.2
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「ラ・ブレア」シーズン3 第5話より (C) 2024 Universal Television LLC. All Rights Reserved.
「ラ・ブレア」シーズン3 第5話より (C) 2024 Universal Television LLC. All Rights Reserved.

【動画】オーエン・マッケンらキャスト陣が「ラ・ブレア」シーズン3の魅力を語る

オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、全話独占配信中の海外ドラマ「ラ・ブレア」シーズン3(※シーズン1&2も配信中)。第5話では、さまざまな敵をかいくぐり、ギャヴィン(オーエン・マッケン)たちが基地を目指す様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第5話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

「ラ・ブレア」とは

本作は、突如現れた巨大な陥没穴の先に広がる紀元前1万年前の世界を舞台にした、アメリカ発祥のSF超大作。陥没穴によって引き裂かれてしまった家族が元の世界で再会するため、予測不能なサバイバル劇が繰り広げられる。

シーズン1は、アメリカにおける18~49歳の視聴者数で2021年秋ドラマNo.1を記録。そんな本作の脚本・製作を務めるのは、犯罪捜査ドラマ「THE MENTALIST/メンタリスト」や「NCIS:ニューオーリンズ」で脚本を務めたデヴィッド・アッペルバウム。

ファイナルシーズンとなるシーズン3では、生存者たちが協力し合いながら様々な脅威と戦っていくうちに、登場人物たちは陥没穴に関する恐ろしい事実を知ることになる――。

キャストには、陥没穴の中に落ちてしまったハリス家の母親・イヴ役をドラマ「ザ・フォロイング」シリーズに出演したナタリー・ジーが演じる。父親のギャヴィン役は、映画「バイオハザード:ザ・ファイナル」のドク役や、ドラマ「ナイトシフト 真夜中の救命医」で主演を務めたベテラン俳優のオーエン・マッケンが務める。

また、ハリス家の長男・ジョシュ役には、TikTokerとしても活動する新進気鋭の俳優ジャック・マーティンが、長女・イジー役には、作中での義足姿が注目を集めた新人俳優ザイラ・ゴレッキが抜擢。

その他にも、ギャヴィンの友人で空軍パイロットのリーヴァイ役を、ドラマ「グッド・ドクター 名医の条件」で医師役を演じた名門スタンフォード大卒の俳優ニコラス・ゴンザレスが務め、娘と一緒に穴に落ちた医師のサム役を、ドラマ「シカゴ P.D.」など数多くの作品に出演するジョン・セダが演じている。

マヤがマイクロチップを追う“真の理由”が明らかに

ついにマイクロチップを手に入れたギャヴィン(オーエン・マッケン)。パソコンの通信相手からは、「カフエンガ・ピークへ日没前に(チップを)持って来い」「イヴを渡す」と連絡がくる。

しかし約束を守る保証もない取引にギャヴィンは迷いを覚え、マヤにも“大勢を傷付けたチップを持っておくわけにはいかない”と、チップを壊す選択肢を伝える。それを聞いたマヤはギャヴィンに銃を向けるが、そこにサム(ジョン・セダ)とルーカス(ジョシュ・マッケンジー)がやって来て、マヤはあえなく確保される。

その後、ギャヴィンたちはマヤにイヴ(ナタリー・ジー)たちの居場所を問い詰めるが、しばらくするとマヤの仲間たちがやって来て形勢逆転してしまう。チップも奪われギャヴィンたちにピンチが訪れるが、そこへタイと同じように、オーロラを通って紀元前へやって来たギャヴィンの妹・ヘレナが助けにやって来たことで、マヤたちはその場から逃走した。

ヘレナいわく、マヤはライサンダーという民間軍事会社の社長で、プログラムのため空軍と契約したそう。そしてマヤの真の目的は“自社の軍用機を高値でよそへ売ること”で、これを防ぐには今すぐ基地に行って阻止するしかないというのだ。

ヘレナはギャヴィンたちと“いかだ”を使って基地に向かうのだが、その途中、ギャヴィンが記憶をなくす前の出来事を話し始める――。以前、チップを盗んでメキシコに国外逃亡したヘレナとギャヴィン。しかしギャヴィンはメキシコから逃げ、ヘレナ1人に盗難の罪を押し付けたのだ。ギャヴィンに裏切られ、家族からの愛に飢えていたヘレナ。そのことを知ったギャヴィンは心から謝罪し、「元に戻ったら家族にヘレナのことを紹介する」と約束するのだった。

ギャヴィンは確執のあったリーヴァイと再会するが…

その頃、ヴェロニカ(リリー・サンティアゴ)は村の委員の小屋の床下から箱のようなものを発見する。その中には、ラデラ空軍基地の無線機が入っていた。委員以外のメンバーは小屋に入れないことから、ヴェロニカは“委員の中に内通者がいる”と確信する。

そしてヴェロニカがこのことを委員会で話すと、リーダーのルースが挙動不審な態度を見せ始める。ヴェロニカたちがルースを問い詰めると、実はルースの娘のレイラがマヤに“避難民の様子を教えればオーロラを通れる”とほだされた結果、マヤに協力をしていたことが判明。レイラが無線機を解除し逆探知すると、基地の人間がギャヴィンたちを発見したと思われる音声が聞こえてきた。

一方、基地に収容されたスコットはリーヴァイ(ニコラス・ゴンザレス)と再会する。リーヴァイいわく、スコットの書いた本の内容がタイムトラベル技術の鍵になることから、マヤはスコットが本の内容を他者に話していないか気になっているとのことだった。

そこで、リーヴァイはマヤに芝居を打ち、自分たちを信用させようと作戦を立てる。そして作戦は見事成功し、2人はイヴがいる長期収容所へ移ることになる。

2人が基地の人間と移動しているちょうどその時、ギャヴィンたちを探しに来たイジー(ザイラ・ゴレッキ)が目の前に現れる。基地の人間がイジーに銃口を向けると、リーヴァイは基地の人間を次々と襲撃する。しかし1人の軍人に急所を撃たれてしまい、その場に倒れるリーヴァイ…。彼はギャヴィンにイヴの居場所(長期収容所)を伝えると、静かに息を引き取るのだった――。

その後ギャヴィンたちが基地に辿り着くと、そこには赤と青のオーロラがあった。赤は1965年へつながっており、ギャヴィンたち一行は急ぎ足で赤いオーロラへ入って行った…。

涙必須…ギャヴィンからの信用を取り戻したリーヴァイの最期

第5話では、大切な仲間であるリーヴァイを失ってしまった。リーヴァイは前シーズンでイヴと恋仲になったことからギャヴィンからの信用を失っていたが、自らの命を犠牲にして仲間を守り切ったことで、ギャヴィンたちを心から大切に思う気持ちが感じられた。

またリーヴァイは、前シーズンでギャヴィンが不在だった際の家族を支えていたこともあり、イジーからも絶大な信頼を得ていた。リーヴァイが息を引き取る際に、「おじさん、大好きよ」とイジーが泣きじゃくりながらキスをする姿は心を打たれるものがあった。

次話で最終回を迎えるシーズン3では、“イヴやジョシュと再会し、マヤの拠点を破壊して現代に戻れるか”という部分が最大の見どころとなりそうだ。あわせて、登場人物たちの人間ドラマにも注目していきたい。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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