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【京都】星付きフレンチでデザートを任されたパティシエによる、和モダンすぎる最中とかき氷を堪能!「京都 三代目 太三郎」

  • 2024.7.3

スイーツマニアから圧倒的な支持を集めながら、惜しくも店を閉じた「Riche huit」。あの、繊細で美しいスイーツが食べられなくなってしまったと嘆いていた方々に朗報です。同じ場所に開店した「京都 三代目 太三郎(きょうと さんだいめ たさぶろう)」では、「Riche huit」で腕をふるったパティシエさんがそのまま在籍。新しい和モダンスイーツの世界を見せてくれます。

四条寺町の細い階段を上がれば、思いがけない和モダンなカフェ空間が

るるぶ&more.編集部

買い物を楽しむ人や観光客など多くの人で賑わう四条通は、阪急京都河原町駅と烏丸駅をつなぐ東西の通り。その間をいくつもの南北の通りが交差します。「京都 三代目 太三郎」があるのは、四条通と寺町通の交差点から2軒分東。京都を代表する百貨店のひとつ「藤井大丸」のすぐ近くです。

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多くの店があり、目移りする繁華街で「京都 三代目 太三郎」へとつながる階段は間口が狭く、見落とされがち。非常にアクセスのよい場所にありながら、知る人以外は入りにくい店構えとなっているため、意外と穴場なのです。

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お店のコンセプトは和モダン。アイコンとなるのは盆栽で、2~4階の各フロアに印象的な盆栽が飾られています。小さな鉢のなかで枝葉を広げる植物の姿形から、その背景を感じる盆栽の世界と同じように、1つのテーブルの上で、1つの世界を完結できるようにプロデュースされています。

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各フロアの様子です。まずは2階席。3・4階利用のときも、この階で注文や会計をします。

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3階。陽の光が燦々と差し込む3階。小さなカウンターと茶釜があり、ここでお茶が用意されます。

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4階。スタッフが常にはおらず、プライベート感のある店内。

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3階と4階は、窓に面してカウンター席があり、おひとりさまにもやさしい店づくり。注目して欲しいのが机の天板です。カウンター席もテーブル席も、その天面には畳が張られていて、その上に無垢板を敷いてメニューを提供するスタイル。和モダンな雰囲気が素敵!窓からは、四条通の賑わいが眺められ、外の喧騒とは対照的なゆったりとした時間を、より濃く感じられます。

組み合わせは無限大⁇ あんことトッピングの化学反応が楽しい、自分で作る最中

「太三郎最中 日本茶付」2900円
「太三郎最中 日本茶付」2900円

カフェの看板メニューは、店名を冠した「太三郎最中」。洋菓子のパティシエが和菓子の世界に挑戦し、新しい境地を見せてくれる、とっておきのデザートです。

トッピングは上段左から粒あん・こしあん・白あん・大根の漬物・梅昆布、中段左から抹茶アイス・求肥・イチゴ・栗の渋川煮、下段左からカシューナッツ・柑橘のジャム・ドライフルーツ(トマトとパイナップル)・マスカルポーネチーズクリーム・カカオニブ。

るるぶ&more.編集部

対して最中種(皮)は8枚。2枚使うとトッピングが余るので1枚にのせていくのがベターです。どのトッピングを合わせるのはお好みで! どう組み合わせてもおいしくなるように計算されています。

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まず試してみたのは、白あんにジャムとドライトマト。甘さ控えめのあんこに柑橘のさわやかな酸味とうま味を凝縮したドライトマトの果肉感が加わり、絶妙です。今まで試したことのない食べ合わせですが、おいしい発見。

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箸休め的な梅の塩昆布をあんこと合わせて、甘辛ミックス。さらにカカオニブをまぶして食感をプラス。あんこの甘みと昆布の塩気、梅の酸味がお互いを引き立てあって、これもまた美味。日本茶ととてもよく合います。

るるぶ&more.編集部

抹茶のアイスは求肥と合わせて、求肥のぷにぷに食感とひんやりアイス、イチゴのみずみずしさも一緒に味わいます。和菓子とフランス菓子のパーツがお互いのよさを生かしつつ、調和するように計算された最中セット。誰かと訪れるなら、どんなオリジナルの最中を作ろうか一緒に考えながら試すと盛り上がりそうです。

フランス菓子と和菓子の技巧を融合した、最後は飲めるかき氷

「抹茶とマスカルポーネのかき氷」1200円/©三代目太三郎。京都本店
「抹茶とマスカルポーネのかき氷」1200円/©京都 三代目 太三郎

例年以上に暑くなると予報されている今年の夏。やはり食べたくなるのはかき氷です。「京都 三代目 太三郎」のかき氷は、「Riche huit」のパフェ氷で人気を博したパティシエが手がけるだけあり、そのおいしさは言わずもがな。定番人気は、抹茶とマスカルポーネのかき氷。お皿に残った溶けた氷まで、抹茶ラテのようにおいしいのが「京都 三代目 太三郎」のかき氷です。

「金柑とロイヤルミルクティーのかき氷」1200円/©三代目太三郎。京都本店
「金柑とロイヤルミルクティーのかき氷」1200円/©京都 三代目 太三郎

奈良の有名かき氷店「宝石箱」で氷を削る刃の立て方、氷の扱い方などの指導を受け、フランス菓子の技術を細部に散りばめた絶品かき氷。サイズもお値段も手頃なので、2種類を食べ比べしても◎

和と洋のコラボが見事な「京都 三代目 太三郎」。四条河原町界隈でとっておきのカフェ時間を過ごしたい人におすすめです。

■京都 三代目 太三郎(きょうと さんだいめ たさぶろう)
住所:京都府京都市下京区貞安前之町609 飯田屋ビル 2F・3F・4F
TEL:075-257-2828
営業時間: 11~18時(17時30分LO)
定休日:不定休
アクセス:阪急京都河原町駅から徒歩3分


Photo:千恋し
Text:京都ライター事務所 小西尋子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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