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「パソコンを使える人」は希少な人材?企業が「履歴書をPCで作成」を条件にしたら応募者が減った話

  • 2024.7.2
PCで作成した履歴書の提出を求める企業も珍しくなくなってきた 出典:Togetterオリジナル

求人情報を見ていると時折記載されている「パソコンが使える人」という条件。X(Twitter)上では企業が人を採用する際、パソコンのスキルをどの程度考慮しているかがわかる話があるので紹介しよう。

ある企業の担当者が「履歴書をPCで作成して、PDF形式でメールに添付」という応募方法で求人募集をしたら「自称PC・オフィス使えます系の応募が全滅して負担が減った」のだという。

それぞれの投稿に対し、Xユーザーからの感想として「事前の実技試験としてありかも」「これだけで大きなフィルタリングになるのか」と納得する声がほとんどだった。

企業側としては、業務でパソコンやOffice系ソフトを使うためにこのような条件にしたという。それまでは実際に使いこなせない応募者や採用者がいて苦労していたことが伺える。

元投稿者は「PCとかめんどくさい!と思うならお互いのためにも他の会社でいい」「覚えるぞという気持ちがあればいい、仕事探しているけど何も学びたくないという方だけは…」とも述べており、採用活動におけるマッチングの大切さや、正直に利用経験を伝えることの重要性が感じられる話だった。

若い世代はパソコンが使えない?

採用側の声についてはこんな話もある。人を雇う時に「『パソコン使える人』とすると60%くらいが脱落、特定のソフトの利用経験まで含めるともっと減る」と述べたXユーザーの投稿が話題になった。

実はパソコンが使えない人、そもそもパソコンを持っていない人は決して珍しくない。その理由がわかる一例として、幼稚園でPTA活動をしているXユーザーが「パソコンは使えないですがスマホなら」と言われて戸惑ったという投稿を紹介しよう。

投稿によると「パソコンが使えない」と言ったお母さんたちは20代〜30代だという。これに対して別のユーザーから「パソコンが使える世代はほとんど今の30代後半から40代だけ」という指摘が上がった。

さらに他のXユーザーから現在の10代〜20代のパソコン活用について「新卒エンジニアの面接しててめっちゃ思う」「大学生でもパソコン使えない」「大卒でも2~3割は使えない」などと納得している声もあった。

子どもの頃からすでにスマホやタブレットが普及している世代は、パソコンが使えなくても困らなかっただろう。そう考えると「スマホは使えるけどパソコンは使えない」のは当然かもしれない。

これらのXの投稿を通して見ていると、パソコンを使いこなせるかどうかは、世代関係なくその人の経験や努力などにも寄るということがよく理解できる。

企業の採用活動において、その人の能力を実際に測れる方法を使って判断する手法をとることは珍しくなくなった。もし、パソコンを業務で使う企業に応募するなら、自己の努力でスキルを磨いていくしかないだろう。

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文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 編集:Togetterオリジナル編集部

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