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『トイレ後に手を洗わない人』が約15%?! 農林水産省が“手洗いのタイミング”に喝!

  • 2024.9.5
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出典:photoAC

私たちの身の回りにはさまざまなウイルスや細菌が身をひそめており、いつ体内に入りこんでくるかわかりません。その主な経路は「手」であり、手に病原体が付着したまま目や鼻の粘膜にふれることで、ウイルスや細菌が体内に入ってしまうのです。

病原体の侵入を防ぐために最も大切なことが手洗いですが、みなさんはどのようなタイミングで手洗いをおこなっているでしょうか?今回は農林水産省の情報から、手洗いが必要なタイミングについて解説します。

ご飯を食べる前、トイレの後…手洗い習慣のない人はどれくらい?

手を洗う場面や頻度は人によって異なると思いますが、食べ物を口に運ぶときや衛生面で気になる場所にいたときなどは特に気をつけたいところ。

しかし、農林水産省によると、「ご飯を食べる前に手を洗う習慣のない人」が約47%、「トイレの後に手を洗わない人」が約15%いることがわかったのです!

病原体は主に手から体内に入ることや、排泄物にさまざまなウイルスや細菌が含まれていることを考えると、これらのタイミングで手を洗わなければ病原体の侵入リスクが高まります。

たとえ一人暮らしで「自分は気にしない」という方でも、自分の手にどんなウイルスや細菌が付着しており、どんなタイミングで体内に入りこむのかはわからないのです。

手洗いのタイミングはさまざま!

ご飯を食べる前やトイレの後だけでなく、手洗いが必要なタイミングはほかにもあります。

調理前・調理中・調理後

ウイルスや細菌が手から食品にうつるのを防ぐだけでなく、もともと食品の付着しているウイルスや細菌にも注意が必要です。特に生肉や生魚をあつかうときはその前後にしっかり手洗いをしましょう。

動物とのふれあい後・世話をした後

動物から人間へ、または人間から動物へうつることで発生する感染症はさまざまあります。これらの感染症を予防するために、動物をさわった後に手を洗うことはとても大切です。また、動物にキスするなどの過剰なスキンシップを避けることも重要。また、食事中に動物にふれた場合も手洗いをしましょう。

せき・くしゃみをしたり鼻をかんだりした後

せきやくしゃみによって、自分が持っている病原体を放出することになります。もし、せきやくしゃみをするときに、口や鼻を手でおおった場合は必ず手を洗いましょう。また、鼻汁や痰などを含んだ使用済みのティシュペーパーは必ずゴミ箱へ捨て、すぐに手洗いをしてください。

外出から帰ってきたとき

買い物のときには店頭の商品や買い物かご、お金といったものを、移動時には階段の手すりや電車の吊革といったさまざまなものをさわることになります。そのため外出から帰ってきたときの手洗いも重要。

そして、帰宅した「直後」の手洗いを意識することも大切です。帰宅してから手を洗うまでの間にも、リビングやキッチンなどに立ち寄り、さまざまな場所にふれていることが考えられます。

手洗い習慣を見直そう

自分では「手洗い習慣がある」と思っていた方でも、実は手洗いが推奨されているタイミングで手洗いをしていなかった、というケースもあるのではないでしょうか?

手洗いはウイルスや細菌対策の基本。いま一度、ご自身の手洗い習慣を見直し、より安心な生活を送りましょう!


出典:農林水産省「いつ手を洗うの?」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/handwashing/ituarau.html)(参照 2024-08-28)