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老舗和菓子屋が公開した製造工程 『完成品』に「センスのよさ」「本当に美しい」

  • 2024.8.7

8月に入り、ますます暑さの厳しい毎日です。夏になると冷たいスイーツや見た目の涼やかな和菓子に心惹かれる方も多いのではないでしょうか?

1803年創業の京都の老舗和菓子屋「亀屋良長」の店長・吉村良和(@yoshimura0303)さんが、「夏ならではの和菓子」についてX(旧Twitter)に投稿すると、「美しい」「繊細」と注目を集めています。

「亀屋良長」で販売されているのはいったいどんな和菓子なのでしょうか?

話題の投稿が、こちら!

その和菓子とは、スイカの形をした外郎(ういろう)「ひと涼み」。どのように作るかというと…。

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出典:亀屋良長 吉村良和(@yoshimura0303)さん

外郎でスイカの色合いを表現し…。

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出典:亀屋良長 吉村良和(@yoshimura0303)さん

おいしい白あんを真ん中に挟みます。

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出典:亀屋良長 吉村良和(@yoshimura0303)さん

折りたたんで切れ目を入れ、種を再現したら完成!とても爽やかですね。

外郎製の「ひと涼み」は2019年に若手社員で構成された「かめや女子和菓子部」が開発した和菓子。販売から5年ほど経ち、今では夏の「亀屋良長」になくてはならない人気商品です。

可愛らしく涼やかな見た目の「ひと涼み」、見ているだけで食べたくなってしまいますね。

外郎製「ひと涼み」は8月21日までの期間限定販売

亀屋良長さんに、こちらの外郎について詳しくお話を伺いました。

---丁寧に作られているのが伝わりました!「かめや女子和菓子部」が開発されたとのことですが、どのような思いから外郎製「ひと涼み」を作られたのでしょうか。

「季節にあったお菓子を作るにあたり、夏といえば私の中ではスイカ。スイカをモチーフにした上生菓子はあまりないので作ろうと思いました。スイカは昔から涼をとるものとして用いられて来たので、少しでも皆様に涼んでいただけるようにとの思いで作りました」

---作る際のポイントや、苦労した部分などがあれば教えてください。

色味とグラデーションです。緑と白、ピンク、3色の割合を何度も試作しました」

---とても美しい色で惚れ惚れしてしまいます。こちらの外郎製「ひと涼み」は夏限定かと思いますが、販売期間などがあれば教えていただけますと幸いです。

「現在販売中でございます。今年は8月21日まで販売しております。7月20日頃、例年24節気の大暑の頃から8月後半まで販売しております」

---今年の夏は酷暑ですがこの外郎製「ひと涼み」で爽やかな夏が過ごせそうですね。貴重なお話をありがとうございました。

「美しい」「ずっと見ていられる」繊細な作品に感動するユーザーたち

こちらの投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。

折り畳んで押さえる動きに優しさと細やかさ いつみても、本当に美しいです、うっとりします
繊細ですよね、見ていると涼しげで幸せな気分になります。3つの種が、また良いです
赤いところと川の緑の間に白いところをいれる辺りが、こだわりのセンスのよさですかね。美味しそう。
色々な作品(敢えて、そう言います)一つ一つに職人さんの愛が感じられる 一括りに和菓子屋さんと呼んで良いのかすら判らなくなる繊細な一品
半分折り曲げることでより立体感が出るんですね。焼きごてといい、種といい繊細な作業です。
わぁ、、繊細で涼やかで…美しいですね ずっと見ていられます。「ひと涼み」という名前もすてきです。

涼やかなデザインと職人さんの繊細な動作に感動したユーザーからたくさんのコメントが寄せられていました。

SNSを通じて、たくさんの方がこの美しい「作品」を楽しんだようです。



取材協力:亀屋良長 吉村良和(@yoshimura0303)さん