鍋も生クリームもなしでとってもなめらか！ レンチンで簡単「マッシュポテト」

たとえ食材が高騰しても、毎日の食事は欠かせません。まとめ買いをすれば多少はお安くなるかもしれませんが、うまく使い切れずに冷蔵庫の前で頭を抱えることも…。

そんなお悩みを解決する食材の保存方法が「冷凍」！ 冷凍食品では業界最大手のニチレイフーズが、冷凍保存のアドバイスやその食材を活用したレシピ等を紹介してくれます。ぜひお試しを！

※本記事は株式会社ニチレイフーズ監修の書籍『ニチレイフーズの広報さんに教わる 冷凍作りおきレシピ、これが正解です！』から一部抜粋・編集しました。

マッシャーも鍋も生クリームもなしでここまでなめらか！ マッシュポテト

レンチンで作れる簡単マッシュポテトレシピをご紹介。

肉や魚の主菜の付け合わせにどうぞ。

多めに作って冷凍したり、アレンジ活用しても◎

冷凍保存期間（目安） 1ヶ月

■◆材料（4人分）

じゃがいも……中3個（約360g）

牛乳……100ml

水……大さじ4

バター……10g

塩……小さじ1/4

こしょう……少々

【準備するもの】

厚手のポリ袋 麺棒

■◆作り方

1 じゃがいもは皮をむいて1cm厚さのいちょう切りにし、水洗いして水気を切り、耐熱ボウルに入れる。分量の水を加え、ふんわりとラップをかけて電子レンジ（600W）で約7分加熱。軽く混ぜて1～2分置き、水分をなじませる（少し置くことで熱さが落ち着き、ポリ袋に移しやすくもなる）。

2 じゃがいもを水気とともに厚手のポリ袋に移し、熱いうちに麺棒で袋の上から両手で押しつけるようにして潰す。ある程度潰れたら麺棒を転がし、粒が残らないようにまんべんなく潰す。

3 2のポリ袋にバター、塩、こしょうを入れ、牛乳を少しずつ加えながら手で揉むようにして混ぜ合わせる。手でじゃがいもの粒を探って潰すとよりなめらかになる。

4 耐熱ボウルにポリ袋の材料を移し、ラップをかけずに電子レンジ（600W）で2～3分加熱して温め、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。

【潰すときに麺棒がない場合は？】

潰す際に麺棒がない場合は、じゃがいもの加熱に使った耐熱ボウルの底で潰してもOK。

【マッシュポテトをなめらかに仕上げるコツ】

仕上がりの目安は、全体になめらかさが均一になり、泡立て器ですくってぽってりと落ちるくらい。冷めるとかたくなるので、ややゆるめに仕上げるのがベスト。

■◆冷凍する場合

粗熱がとれたら1食分（約90ｇ）ずつラップで平らに包み、冷凍用保存袋に重ならないように入れ、空気を抜くようにして口を閉じる。金属製のバットにのせて冷凍する。時間がたつにつれ水分が出て劣化するため、早めに使い切るとよい。

■◆解凍する場合

電子レンジで加熱するか、鍋に少量の牛乳とともに入れて加熱する（弱火から始めること）。1食分につき電子レンジ（600W）で約2分加熱する。冷蔵庫での解凍や電子レンジの解凍モードでの解凍は、冷凍によるデンプンの劣化が元に戻らず、ボソボソとした食感になるので避ける。

冷凍マッシュポテトの使い道アイデア

【牛乳でのばして「ポタージュ」に】

鍋に凍ったままのマッシュポテト約180gと牛乳100mlを入れて中火で温め、コンソメ（顆粒）、塩、こしょうで味を調える。

【きゅうりとハムを加えて「ポテトサラダ」に】

加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gをボウルに入れ、きゅうり薄切り1/3本分（軽く塩揉みし、水気を切る）、ハム細切り1枚分、マヨネーズ大さじ2、塩・こしょう各少々を加えて混ぜる。

【片栗粉を加えて焼いて「いももち」に】

加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gに片栗粉大さじ6を加えてよくこね、円形に成形。サラダ油適量を入れて中火で熱したフライパンに並べ、ふたをして裏表3分ずつ焼く。

【片栗粉を加えてゆでて「ニョッキ」に】

加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gに片栗粉大さじ6を加えてよくこね、小さく丸めてから親指で潰す。沸騰した湯に入れてゆで、浮き上がったらザルにとる。お好みのソースで食べる。

【甘塩だらと。南仏の「ブランダード風」に】

加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gをボウルに入れ、ゆでて細かくほぐした甘塩だら1切れ分、塩・こしょう適量を加え、混ぜる。

レシピを参考にするときは

・電子レンジの加熱時間、解凍時間は目安です。機種や食材の状況によって差が出る場合がありますので様子を見ながら行ってください。

・冷凍保存期間は目安です。まな板や包丁など調理器具の衛生状態や食材の状態、冷凍庫の開け閉めの頻度等、ご家庭の保存状態や季節などにより異なる場合があります。食べる前によくご確認ください。

監修＝株式会社ニチレイフーズ／『ニチレイフーズの広報さんに教わる 冷凍作りおきレシピ、これが正解です！』