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暮らしのプロに聞いた!朝が驚くほどラクになる「収納の4つのコツ」

  • 2024.7.2

整理収納アドバイザーの大森智美です。「毎朝毎朝、バタバタしてしまう!」そんな時こそ片付けの出番。片付けは余白を生み出す一番の方法。片付けで家の仕組みを作ることで、忙しく時間に追われる朝でも、余裕をもって行動できるようになります。今回は、バタバタの朝に効く解決策をお届けします!

朝の余白は「夜」で決まる

暮らしに余白がある人は、一日の中のどこかでリセットする習慣があります。

生活しているとモノが増えたり乱れたりするのは当たり前ですが、モノが溢れた状態や散乱した状態では、探し物をしてしまったり、片付けながら作業を進めることになったり、効率が悪くなってしまいます。

特に朝は、限られた時間の中でやっておきたい家事や、出かける支度などタスクがたくさんあるので、効率を重視したいですよね。

どうしても朝バタバタしてしまう…そんな方は「夜リセット」がオススメ。ダイニングの上やキッチンを夜のうちにしっかりリセットし何もない状態にする習慣をつけておくことで、朝気持ちよくスタートできるだけでなく、やることが重なった忙しい朝でも効率よく支度をすることができます。

また、朝にしなくてもいい家事はなるべく夜のうちに済ませて朝やるべきことを最小限にしておくことも大事です。

毎日の物にも定位置を

出かける瞬間になって「あれがない!」と慌てて探し回り、時間が無くなり焦った!という経験は誰でもありますよね。

定位置管理は必須。特に毎日持ち歩く・毎日使うものは「明日も使うから…」と意外と定位置が作られていないこともあります。定位置がないと家がごちゃつく原因だけでなく必要なモノが見つからない原因にもなってしまいます。

帰宅した際に通る場所に定位置を作ったり、朝忘れがちなものは玄関付近に定位置を作ると朝から探し物をする時間がグッと減るはず。毎日使うもの・頻繁に手に取る物はあえてしまい込まずに「かけるだけ・置くだけ」とシンプルで見えやすい定位置収納を意識すると良いですよ。

クローゼットで差が出る朝の余裕

毎朝毎朝「今日は何を着よう?」と悩んで朝の貴重な時間が奪われていませんか?洋服はクローゼットから溢れているのに「なんかどれもしっくりこない…」「着る服がない…」と悩んで結局いつも同じ服を手に取る方も多いはず。

量がそれなりにあって、選択肢が多い方が選びやすいと思われがちですが、実は逆。選択肢が少ない方が、迷いが少なくパッと決めることができます。

クローゼットは、一度全部出し、今の自分が本当に着たい服・着る服だけにすることで、本当に手に取りたい服が埋もれず生きたクローゼットになります。

また使用頻度の低い服・オフシーズンの服と、今よく着る1軍の服を分けることで更に朝の忙しい時間でも、選択に悩むことが減るはず。1軍服は特に手に取りやすく・目につきやすい場所に収納してみてくださいね!

コーディネートを固定化したり、私服を制服化したり、前日の夜に明日着る服を用意しておくのも一つの手ですね。

家族を巻き込む仕組みづくり

自分は早起きして準備したとしても、家族や子供の支度が遅かったり、「ママー!あれどこ?」の声に対応したり、イレギュラーなことが起こりバタバタになってしまう…。そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。

お母さんが忙しい朝に一人でタスクを抱え込み過ぎると、朝出かける前にはもうぐったり…なんてことも。

普段からどこに何があるか明確にしておくことや、朝の支度や朝使うものをひとまとめに収納しておくことで、家族が自分自身で支度をスムーズに行えたり、やるべきことを家族もやってくれる仕組みができます。

例えば、家族みんなが使うものには定位置を作りラベリングで分かりやすくしたり、子供の朝の支度で使うものは一カ所にまとめてお仕度スペースを作って子供がひとりで取り出しやすいよう収納してあげたり、朝食で使用するバターやジャム、ヨーグルトなどをひとまとめにして朝食セットを冷蔵庫に作っておく、など整理収納で仕組みを整えてあげると、家族が「自分のことは自分でする」流れになりやすいです。

いかがでしたか?朝は家事や出かける支度などやることも多くバタバタしがち。そんなときこそ片付けの効果を感じやすいものです。「自分の余白は自分で生み出す」意識でぜひ1つでも、取り入れてみてくださいね!

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