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目を潤ませ「最後だと思って…」決勝戦で劇的ドラマも サバイバル番組から新K-POPグループ誕生<GIRLS ON FIRE>

  • 2024.7.2
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「GIRLS ON FIRE」 (C)Studio JAMM Co., Ltd. All Rights Reserved
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【写真】抜群のスタイルとパフォーマンスで観客をどよめかせた上位チームの5人

新時代のK-POPを率いるボーカリストグループのメンバーを目指して、個性と才能あふれる女性たちが激突するサバイバルオーディション番組「GIRLS ON FIRE」(Lemino)。6月25日に日韓同時生配信された最終回となる第11話で、ついにデビューメンバー5人が決定。決勝戦2回戦のステージのほか、決勝に進んだ10人の参加者によるトークショーの模様やスペシャルステージも用意され、番組のラストを飾るにふさわしい盛りだくさんの内容となった。(以下、番組内容のネタバレがあります)

天性のアイドル、スヨンが本領発揮、ジャケットを脱ぎ捨てるクールな振り付けで魅了

決勝2戦は2ラウンド制で行われ、決勝1回戦の上位5位と下位5位の参加者が、それぞれ1チームとなって各2つのステージに挑んだ。第1ラウンドでイ・スヨン、ファン・セヨン、ヤン・イレ、イ・ナヨン、チョ・イェインによる上位チームが選んだ曲は、JUNG KOOKの「Standing Next to You」、レトロなサウンドとパワフルなパフォーマンスが印象的なダンスチューンだ。

「何でもうまくできるオールラウンダーの姿をお見せしたい」とセヨンが語っていたとおり、5人の歌声が際立つソロパート、美しいハモリ、クールな振り付けなど、上位チームらしい完成されたパフォーマンスを披露。スヨンがジャケットを脱ぎ捨てる場面では、観客から大きなどよめきと歓声が沸き起こった。

ステージ終了後には、5人が思い思いに自身をアピール。母と妹がパリにいるというイレは、「テレビを通じて見て、私のことを誇らしく思っていると思います。私に必ず1票を投じてください、皆さん」と投げキッスをして投票を訴えた。

オンライン事前投票で4位を獲得した戦略家、変幻自在の歌声で存在感を放つ

カン・ユンジョン、キム・ギュリ、パク・ソジョン、カーン・アミナ、チョン・ユリによる下位チームは、決勝1回戦でこそ不本意な結果に落胆の表情を浮かべていたが、逆転がかかった2回戦では真紅の衣装をまとって本気モードに。ガールズクラッシュの代表曲である(G)I-DLEの「火花(HWAA)」を勇壮なオーケストラ調にアレンジし、扇子を用いた幻想的な振り付けで会場を沸かせた。

派手なパフォーマンスがないぶん、5人それぞれの美しい歌声が強調され、とりわけ終盤の高音のハーモニーは圧巻のひと言だった。中でもユンジョンは、オペラのごときハイトーンから清涼感のある歌声まで声色を使い分けて存在感を発揮。ステージ終了後は、「このように応援してくださる観客の皆さんが目の前にいらっしゃるので、力が湧いてきます。次のステージもこの勢いのまま、消えない火花のように燃やしたいと思います」と熱の冷めやらぬ表情でコメントしていた。

「GIRLS ON FIRE」第11話(最終回) (C)Studio JAMM Co., Ltd. All Rights Reserved
「GIRLS ON FIRE」第11話(最終回) (C)Studio JAMM Co., Ltd. All Rights Reserved

トップ5の発表で驚きの逆転劇、1位に輝いたナヨンは涙ぐみながらコメント

決勝第2ラウンドでは、上位チームがお揃いのスタジャンでドヨンの「Rest」を、下位チームがパステルブルーと白を基調にした清楚な衣装でウェンディの「When This Rain Stops」を歌唱。彼女たちの物語を象徴するような曲に、つらい体験や挫折、仲間との出会いといった思いを歌声に乗せ、感動的なステージを披露した。

トップ10によるトークショーの模様を挟んだあとは、10人がDAY6の「Time of Our Life」をパフォーマンスするスペシャルステージへ。プレッシャーから解放された清々しい表情で、苦楽を共にしてきた仲間との最後のステージを楽しんでいた。

そして、全てのプログラムが終わり、生放送ファイナル最終結果の発表へ。最初に発表されたのは4位。MCが「カン…」と口にすると、ユンジョンは驚き混じりの笑顔になり、下位チームの仲間たちとハグ。自身の大逆転劇について、「私、言いましたよね。投票してくださいって。本当にありがとうございます」と満面の笑顔を見せた。3位はスヨン、2位はセヨンとなり、1位はナヨン。

トップに輝いたナヨンは1000点満点のうち990.90点という高得点をマーク。目を潤ませながら「これが最後だと思って(番組に)出ました。今まで本当に、ここに出るまで悩みに悩んだんですけど、お母さんに『最後に出てみたら?』と言われて出演することになりました。1位にしてくださって本当にありがとうございました。皆さんの前でいろんな姿をこれから見せていきたいと思います。コンサートに皆さん、足を運んでください。おじいさん、おばあさんが私のデビューを夢見ていたんですけど、私はその願いを叶えました。家族に本当に大きな贈り物になったと思います」と家族への思いを語った。

また、最後の1枠を獲得したのは、個性的な歌声とラップの才能を持つヤン・イレ。「ママ、妹、パリで見てる? これからは花道だけ歩こうね。愛してるよ!」と手を振って家族に喜びを伝えていた。なお、女性ボーカルグループに選ばれたのはこの5名だが、7月からはトップ10のメンバーによる全国ツアーも行われるとのことだ。

文:帆刈理恵(スタジオエクレア)

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