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大人が意外と忘れてる数学「(−9)−(−9)+(−3)」→正しく計算できる?

  • 2024.8.23
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今回の問題は使われている数が全てマイナスの足し算・引き算の計算問題です。

マイナスがメインなので難しく感じるかもしれませんが、あることに注目しながら引き算の性質を利用するとすんなり計算することが出来ます。

計算力というよりも発想力を身につけるイメージで挑戦してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
(−9)−(−9)+(−3)

注目するべきポイントは計算の前半部分です。

解説

この問題の答えは「−3」です。

実はこの問題を計算するために、カッコの外し方やマイナスの処理の仕方などを覚えておく必要はありません。

重要なのは引き算の性質です。

引き算の性質
・△−△=0
△に当てはまる数はプラスでもマイナスでも良い。

当たり前ですが、同じ数から同じ数を引くと結果は0になるという性質ですね。

この性質を活かせる部分を問題から探していきます。

すると、(−9)−(−9)の部分が−9という同じ数が使われている引き算と捉えることが出来ます。

つまり、(−9)−(−9)はカッコの処理やマイナスの計算をするまでもなく0になるということが分かります。

そこまで分かれば、残りは足し算だけですね。

(−9)−(−9)+(−3)
=0+(−3)
=−3

0に何を足しても変わらないのでここも簡単に求めることが出来ます。

まとめ

忘れがちな引き算の性質ですが、うまく利用することができれば普通に計算するよりも簡単に計算できるようになりますね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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