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大人が意外と解けない算数「352×438」→正しく解ける?

  • 2024.8.25
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三桁の掛け算は、計算の手順も多くなり、筆算では時間もかかり、ミスの可能性も高くなります。

そこで、今回は「インド式計算法」を用いた計算の仕方を紹介します。

はじめのうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れると通常の筆算の計算よりも早く、正確に計算できるはずです。

問題

次の計算をしなさい。
352×438

まずは、自分自身で計算をしてみましょう。

正しい答えが出せるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「154,176」です。

ここでは「インド式計算法」を用いた計算の仕方を紹介します。

三桁×三桁の掛け算

「三桁×三桁の掛け算」では、それぞれの数を組み合わせて、掛け算・足し算をします。

また、その計算結果が各位に対応しており、最後は桁に注意をして、すべて足し合わせます。

(それぞれの桁での掛け算の仕方は、下図を参照)

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352×438の計算

実際に「352×438」の掛け算を、インド式計算法を用いて計算してみましょう。(下図参照)

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上記の計算を計算をまとめると、以下の通りです。

一万の位:12
千の位:29
百の位:47
十の位:46
一の位:16

各位の数が二桁になっている場合は、左側の数はひとつ上の桁に書きます。

それぞれの桁に注意して、足し算をしましょう。この足し算の際も、繰り上がりに気をつけましょう。

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以上より、今回の問題の答えは「154,176」となります。

まとめ

今回紹介したインド式計算法では、九九と二桁の足し算の組み合わせで問題を解くことができました。

通常の筆算の計算と今回の方法をうまく使い分けると計算は簡単になるはずです。

繰り返し練習をしてみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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