意外と間違える人が多いかも？！「7.2÷9」→秒で解ける？

今回の問題は小数を含む割り算です。

小学校で習う算数の計算問題ではトップレベルの難易度なのではないでしょうか。

大人になってからでも苦手意識が残っている方も少なくないと思います。

しかし、今回は苦手意識に繋がりやすい小数点や筆算にはあまり触れずに計算してみたいと思います。

あまり学校では習わない方法なので新鮮で面白いかもしれませんよ。

問題

次の計算をしなさい。
7.2÷9

難しい小数の割り算をできるだけ避けていきましょう。

解説

この問題の答えは「0.8」（もしくは「4/5」）です。

今回の計算のポイントは、割り算を分数に直すことです。

割り算と分数の関係
・a÷b=a/b
※ただし、b≠0とする。

これをもとに、まずは分数に直して分数のままどんどん整理していく流れです。

7.2÷9
=7.2/9

小数があると計算しにくいので、分母・分子両方に10を掛けて小数をなくしましょう。

7.2/9
=(7.2×10)/(9×10)
=72/90

あくまで分数ですので、約分できる場合は約分をしなければいけません。

72も90も9の倍数なので9で約分できますね。

72/90
=8/10

この8/10という数字はピザを十等分したうちの8切れ分ということを表しています。

これを小数で表していきたいのですが、元々のピザ1枚を十等分したうちの1切れは0.1と表すことができますね。

これを利用すると、8切れ分は0.1×8=0.8ということが分かります。

もしも分数のまま答えるなら、8/10を約分しないといけません。8も10も2で約分できますから

8/10
=4/5

というようにもできます。

まとめ

今回は分数の形にすることで筆算を回避することができました。

約分を正しく行えば意外と計算しやすくなるかもしれませんよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。  

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文（編集）：うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

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小数の計算にもう一問挑戦！