どんなに迷惑をかけたくないと思っている人でも、多少の迷惑をかけてしまうことはあるものです。しかし、迷惑をかけた後で、どういう行動をするかは人それぞれ大きく違っているのではないでしょうか。あなたは自分が迷惑をかけた時に、どんな行動をとっているか知っていますか? あなたが“迷惑をかけた時にやりがちなこと”を心理テストで探ってみましょう。
図形が何に見えますか? 直感でお答えください。
1.木
2.ジェラート
3.エレベーターの上下ボタン
4.鳥の顔
1.木に見えた人は「すぐ謝る」
図形が木に見えた人は、迷惑をかけた時に、すぐ謝りがちかもしれません。あなたは少しでも他人の迷惑になったと思ったら、すぐ謝るのではないでしょうか。「ごめんなさい」を連発してしまい「謝らなくていい」と何度も言われることもありそうです。申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまっていそうです。
このタイプの人は、控え目で慎ましい性格をしていそうです。おそらく、他人に迷惑をかけてはいけないという気持ちも強いのではないでしょうか。他人がどう感じていようと、あなた自身が少しでも迷惑になったと思えば、すぐ「ごめんなさい」と口をついて出てしまっているようです。
あまりあなたが「ごめんなさい」と言い過ぎてしまうと、相手もどうしたらよいかわからなくなってしまいそうです。もし迷惑をかけたと感じるのであれば、謝るのは一度きりにして、あとは「ありがとう」と言ってみるとよいかもしれません。そうすれば相手も悪い気はしませんし、あなた自身も謝るより温かい気持ちになれるのではないでしょうか。
2.ジェラートに見えた人は「言い訳をする」
図形がジェラートに見えた人は、迷惑をかけた時に、言い訳をしがちかもしれません。あなたは少しでも他人の迷惑になったと思ったら、すぐ言い訳をしているのではないでしょうか。どうしてこういうことになったのか、くどくどと説明し、仕方がなかったということを伝えようとしてしまっているようです。
このタイプの人は、協調性が高く気を遣いやすい性格をしていそうです。おそらく、他人と仲良くやりたい気持ちも強いですし、嫌われたくないと思っているのでしょう。だからこそ、迷惑をかけてしまった時に、相手から責められたくないと思ってしまうのではないでしょうか。それが言い訳となって出ているようです。
言い訳をすることが功を奏することも時にはあるかもしれません。ただ、往々にして言い訳よりも一言だけ「ごめんなさい」と言う方がうまくいく場合が多いものです。迷惑をかけるに至った理由を説明するのは最低限にして、あとは頭を下げれば、関係は悪くならずに済むのではないでしょうか。
3.エレベーターの上下ボタンに見えた人は「開き直る」
図形がエレベーターの上下ボタンに見えた人は、迷惑をかけた時に、開き直りがちかもしれません。あなたは少しくらいの迷惑であれば、特に何もリアクションをしませんし、結構な迷惑をかけた時には開き直ってしまうのではないでしょうか。「迷惑をかけて何が悪い?」くらいの態度で挑んでしまいそうです。
このタイプの人は、臆病なのに勝ち気な性格をしていそうです。そのため、他人に迷惑をかけてしまって、自分の方が不利な立場に立っているということを認めたくないのではないでしょうか。それが開き直るという行動につながっているのかもしれません。「仕方がなかった」を連発し、必然のことであったことを強調しがちでしょう。
開き直ってしまうことで、中には迷惑をかけられたこと以上に怒ってしまう人もいるかもしれません。ただ、あなたは本当に仕方がなかったと思っているわけではなく、本当は迷惑をかけてしまって恥ずかしいと感じているのではないでしょうか。それならそう素直に伝えた方が、相手も許そうという気持ちになりやすそうです。
4.鳥の顔に見えた人は「気がつかないフリをする」
図形が鳥の顔に見えた人は、迷惑をかけた時に、気がつかないフリをしがちかもしれません。あなたは迷惑をかけてしまったと思ったら、そのまま知らん顔をして気づかなかったかのように振る舞ってしまうことがあるのではないでしょうか。迷惑を被った人が、何か言いたそうに見えても、話題を変えたりその場を離れたりしてやり過ごそうとしがちでしょう。
このタイプの人は、事なかれ主義で面倒くさがりな性格をしていそうです。人とのトラブルは、あなたにとって面倒くさいことなのかもしれません。だからこそ、迷惑をかけたことは気づいていても、できるだけ何もなかったかのようにやり過ごしたくなるのではないでしょうか。
少しくらいの迷惑であれば、気づかないフリをすることで、やり過ごすことができてしまうでしょう。変にリアクションをするよりも、よいこともあるかもしれません。ただ、相手にとって少しくらいの迷惑だったかがわからない以上、リスクはありそうです。もし迷惑をかけたと気づいたのであれば、さっと謝ったほうが後腐れもなくよいのではないでしょうか。
ライター:aiirococco
公認心理師、臨床心理士として総合病院にて働いております。知っているようで知らない自分のこと。自分の心理をのぞいてみませんか?自分を知るワクワクドキドキ感をお伝えします。