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大人が意外と間違える算数「15×16」→暗算できる?

  • 2024.8.1
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皆さんの暗算力は、小学生のころと比べて衰えてしまっていませんか?

大人になると、計算する機会がどんどん減ってしまっていますよね。

今回は、工夫すれば暗算できるようになる掛け算に挑戦しましょう。

二桁×二桁の計算は暗算力がある人でも難しいので、とても大きなアドバンテージになりますよ。

問題

次の計算を暗算しなさい。
15×16

計算の工夫はたくさんあるので、いくつか試してみましょう。

解説

この問題の答えは「240」です。

代表的な三つの計算方法を試してみます。工夫の基本は「分解すること」です。

まずは16を分解してみましょう。

16=10+6なので、

15×16
=15×(10+6)
=15×10+15×6 ←分配法則
=150+90
=240

分配法則をうまく使うことで、計算しやすくなります。

これくらいキリの良い数なら、慣れれば暗算できるようになります。

次は15を分解してみましょう。

15=10+5なので、

15×16
=(10+5)×16
=10×16+5×16 ←分配法則
=160+80
=240

先ほどの計算との違いは、15×6と5×16のどちらが計算しやすいか、というところにあります。

どちらでも難易度は変わらないので、感覚的に計算しやすい方で計算しましょう。

最後に、この二つの数が近いということを利用した工夫の仕方です。15を基準にして、16=15+1に分解してみます。

15×16
=15×(15+1)
=15×15+15×1
=225+15
=240

15×15=225という計算を知っているかにもよりますが、これも暗算する方法としては有効ですね。

まとめ

今回の最後では15×15=225という計算を利用しましたが、10×10~20×20くらいまでは答えを覚えておくと、普段の計算が楽になることが多いですよ。

複雑に見える二桁×二桁の掛け算も、数を分解して計算すれば素早く暗算できるようになります。似たような問題にチャレンジして、暗算力を鍛えていきましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。