1. トップ
  2. 意外と正解者が少ない?!「−3÷(−3)−(−3)×(−3)+(−3)」

意外と正解者が少ない?!「−3÷(−3)−(−3)×(−3)+(−3)」

  • 2024.7.9
undefined

今回は、すべて同じ負の数のみで構成された計算問題に挑戦してみましょう。

小学生の頃、同じ数が繰り返される計算は答えが0や1になることが多く、スッキリと解けましたよね。

しかし、社会に出ると、数の扱いはもっと複雑になります。

今回の問題も、丁寧に最後まで解くことが大切です。一歩一歩確実に計算して、正解にたどり着きましょう。

問題

次の計算をしなさい。
−3÷(−3)−(−3)×(−3)+(−3)

正しく計算するためのポイントは「計算順序」です。

解説

この問題の答えは「−11」です。

今回のような+、−、×、÷が使われている四則演算では、計算順序がルールとして定められていましたね。

四則演算の計算順序
⒈掛け算・割り算
⒉足し算・引き算

つまり、この問題においては−3÷(−3)と(−3)×(−3)を先に計算する必要があります。

しかし、これらは全て負の数ですので答えの符号に注意しなければいけません。

負の数の掛け算・割り算の答えは
・マイナスが偶数個→プラス
・マイナスが奇数個→マイナス
となる。

注意して計算してみましょう。

−3÷(−3)
=+1

(−3)×(−3)
=+9

答えの符号を強調するために、今回のみあえてプラスを書きましたが、省略しても問題ありません。

さて、ここまで計算することができれば残りは足し算・引き算だけなのでできそうですね。

−3÷(−3)−(−3)×(−3)+(−3)
=1−9+(−3)
=−8+(−3)
=−8−3
=−11

これで答えを出すことができました。

まとめ

負の数の計算なので常に符号に注意しながら計算を進めていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


 文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。